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  • 【初心者向け】読者の行動が生まれるWebライティング記事の書き方とは?

    【初心者向け】読者の行動が生まれるWebライティング記事の書き方とは?

    「伝わるようにWebの記事をどう書けば良いか分からない」
    「記事を書いたのに、まったく拡散されない」
    「アクセスはあるのに、結果につながらない」
    といったお悩みを抱えているWeb担当者も多いのではないでしょうか。

    読み手の行動を喚起するには、コピーライティングが活用できます。
    本記事ではユーザーの心を惹きつけ、行動を促すためのWebライティングのコツについてご紹介いたします。

    Webライティングとコピーライティングとは

    「Webライティング」とは、PCやスマートフォンなどで記事を読むユーザーに向けて、読みやすい記事を書くライティング方法のことを言います。

    ・読み手が得たい情報が得やすい構成になっているか
    ・長文に慣れていないユーザーでも読みやすい文章になっているか
    といったように、Web上で公開する文章は、ユーザーがストレスなく読めるよう工夫を凝らして作成する必要があります。

    そしてコピーライティングとは、読み手に「購入したい」「登録したい」「問い合わせしたい」などと思わせ、行動を促す文章を書くテクニックのことです。コピーライティングの手法はWebに限らず、チラシや新聞広告など、さまざまな媒体で使われています。

    コピーライティングのポイントは、読み手の気持ちを高め、自然と行動につなげる導線を作ることです。また、「なんだか胡散臭い」「営業色が強くてあやしい」と思われないようなさじ加減が大切です。

    SEOライティングとの違い

    Webライティングの中にはさまざまなテクニックがありますが、そのひとつに「SEOライティング」があります。

    SEOライティングとは、Googleなどの検索エンジンでの検索結果で、記事を上位に表示させることを目的としたライティング技術のことです。記事を検索結果の上位に表示させることは、Webサイトの集客に大きく貢献します。SEOライティングでは、おもにキーワード検索ツールで抽出したSEOキーワードを盛り込んで、検索エンジンにヒットしやすく、ユーザーの検索意図も満たせる文章を作成します。

    SEOライティングの目的が集客であるのに対し、コピーライティングの目的は成約につなげることです。読み手の行動を促す記事を書く場合は、コピーライティングとSEOライティングをうまく組み合わせて執筆していく必要があります。

    次章では、実際にライティングを始める前に押さえておきたい基本的な内容を3つご紹介します。

    ライティングを始める前の3ステップ

    STEP1.ターゲット像を設定する

    コピーライティングにおいて重要なのは、ターゲットを明確に定めることです。なぜなら、ターゲットを定めずに闇雲に文章を書いてしまうと、誰の心にも届かない記事になってしまうからです。

    ターゲットを明確にするために、まずは「ペルソナ」の設定を行いましょう。

    ペルソナとは、商品やサービスの典型的な利用者像のことです。

    どんな人に読んでほしいのか、その具体的な人物像をペルソナとして設定することで、どんな情報を欲しがっているのかが明確になり、読み手の心に刺さる文章を書けるようになります。

    そのため記事を書き始める前には、ターゲット像を設定しておくことが非常に大切になります。

    ペルソナの設定方法については以下の記事で詳しく説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。
    【テンプレート付き】実践版!オウンドメディア戦略におけるペルソナ設定手法

    STEP2.ターゲットのニーズを分析する

    ターゲットとなる人物像が定まったら、次に自社商品やサービスがターゲットに与える価値を考えます。

    ターゲットがどんな悩みや欲求を抱えているのか、困っていることや問題点はなにかを分析しましょう。たとえば、ターゲット像に近い属性を持った人にインタビューをしたり、アンケートを取ったり、SNSなどの口コミから分析しても良いです。

    また、商品やサービスを使うことで、ターゲットの悩みや欲求がどのように解決・サポートができるかという解決策も併せて考えます。抱えている悩みが自社商材を使うことで解決できることをアピールできれば、ユーザーの購買意欲を高めることができます。

    STEP3.ゴールを設定する

    最後に、記事を読んだユーザーにどのような行動を起こしてほしいのかを考え、ゴールを設定します。

    ゴールにはたとえば以下が設定されます。

    • 商品購入
    • 資料請求
    • セミナー申し込み
    • 会員登録
    • ホワイトペーパーのダウンロード

    定まったターゲットのニーズを分析しゴールを設定したら、いよいよ文章作成に取り掛かりましょう。

    次章では読み手の心を動かす、5つの基本的なライティングテクニックをご紹介します。

    読者の行動が生まれるWebライティング5つのコツ

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    フレームワークを活用する

    心を動かす文章を書くには、フレームワークを活用して構成を考えましょう。「PREP法」と「新PASONAの法則」というひな形を活用することをおすすめします。
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    PREP(プレップ)法とは、以下の構成でライティングする手法です。

    • P(Point):結論
    • R(Reason):理由
    • E(Example):具体例
    • P(Point):結論

    例として枕を売りたい場合について、PREP法で簡単な文を作ってみます。

    ① P(Point):結論

    私はこの快眠枕をおすすめします。

    ② R(Reason):理由

    なぜなら、この枕を使うようになってから首の痛みや肩こりが緩和され、よく眠れるようになったからです。

    ③ E(Example):具体例

    適度な弾力性があるこの枕は、首から肩までを優しく包み込み、フィット感も最高です。この枕を使ってからは、朝まで一度も起きることなく熟睡できるようになりました。

    ④ P(Point):結論

    ですから、私はこの枕をおすすめします。眠れなくて悩んでいる人にぜひ使ってみてほしいです。

    PREP法の大きな特徴は、結論を先に述べ、最後にもう一度強調して結論を述べるため、要点が読み手の記憶に残りやすい点にあります。

    また、最初に結論を示すことで読み手に「このページには欲しい情報が書かれている!」と判断されやすく、離脱を防ぐことにもつながります。

    初めてWebライティングをするときや、文章構成に迷ったときは、PREP法を活用することをオススメします。「結論先行型」の説得力のある文章になるでしょう。

    一方の新PASONA(パソナ)の法則とは、以下の構成でライティングする手法です。

    以前は「PASONAの法則」というワークフレームが主流でしたが、2016年に「新PASONAの法則」にアップデートされました。新PASONAの法則は、時代の流れやユーザーの変化などをくみ取って進化したフレームワークといえます。
    web_writing_contents_img03.png

    • P(Problem):問題
    • A(Affinity):親近感
    • S(Solution):解決策
    • O(Offer):提案
    • N(Narrowdown):絞込
    • A(Action):行動

    新PASONAの法則は、ユーザーにフォーカスし、境遇に共感しながらより具体的に書くことが重要になってきます。

    簡単な例文を用いて説明していきます。

    ① P(Problem)=問題提起

    まずは、読み手の悩みを明確化します。
    「お肌の乾燥がひどい、化粧ノリがよくないなどのお悩みをお持ちではありませんか?」
    ⇒読み手が問題に気づいていない場合でも、潜在的な問題を伝えることで、相手を引き込むことができます。

    ② A(Affinity)=親近感・共感

    「乾燥肌さんのお肌はデリケートなので、自分にあったスキンケア商品を見つけることって大変ですよね。高価なスキンケア商品を使っても一時しのぎだったり、市販のオールインワンジェルを使ったらよけい乾燥がひどくなったり。私も肌トラブルにずっと悩まされてきました。」
    ⇒悩みに共感し、親近感を抱かせます。読み手の中で問題が鮮明にイメージされるようなストーリーを展開しましょう。

    ③ S(Solution)=解決策の提示

    「そんな乾燥肌でお悩みの方にオススメしたいのが、『〇〇ジェル』です。私は2週間使用しただけで、肌のキメが整い、乾燥も解消されて肌トーンが明るくなりました。」
    ⇒悩みの解決策として、売りたい商品やサービスを紹介します。

    ④ O(Offer)=提案

    「〇〇ジェルは、△△科学研究所が開発した新感覚ジェルです。●●という新成分を配合し、低刺激、高保湿を実現しました。乾燥肌で悩んでいた美容家の××さんも愛用しているとコメントしていました。」
    ⇒その商品が悩みを解決できる根拠を具体的にわかりやすく示します。根拠として実験のデータや数値、ユーザーのコメントなどを用いて、信用を得ていきます。

    ⑤ N(Narrowdown)=絞込

    「〇〇ジェルは貴重な成分をふんだんに使用しているため、生産できる数が限られています。今回は先着100名様限定で販売いたします。」
    ⇒限定性や緊急性をアピールします。期間や対象を絞り込んで「今、行動しなくては」という気持ちにさせます。

    ⑥ A(Action)=行動喚起

    「このお値段でご紹介できるのは今回限りとなります。今なら送料無料となっておりますので、ご注文はこちらのバナーよりお早めにお申し込みください。」
    ⇒後押しをして、購入までの行動をフォローします。

    新PASONAの法則を使うと、今まで潜在顧客となっていた読み手を惹きつけ、購買につなげることも可能になります。重要なのは悩んでいる人の目線に立って、親身に解決策を提示する文章を書くことです。

    読者視点で執筆する

    記事を書くときに大事なのは、読者の視点に立って執筆することです。なぜなら、企業視点(筆者視点)で執筆すると一方通行になってしまい、読者の心に響かない可能性が高いからです。

    たとえば、「これは知っているだろう」という隠れた前提が筆者の中にあり、それを省いてライティングしてしまうと、読み手が理解しづらい文章になってしまいます。

    また、企業や筆者にとってはアピールしたい内容だったとしても、読み手にとっては「だからなに?」と受けとってしまわれることも。そのためライティングをするときは、読み手にとってどんなベネフィット(利益)につながるかを考えて書くことが大切になります。

    また、読者視点の執筆ができているかを確認するために、書き終えたあとは第三者の客観的な目線で確認してもらうと良いでしょう。

    一文を端的に

    不要な表現を排除し、読み手に何をしてほしいかが明確にわかる文章にしましょう。

    たとえば、「美肌になるためには、〇〇が必要で、人によっては△△をすると~~で、こんな効果も期待できます。」と書かれているよりは、「美肌になるためには、〇〇をすると効果的です。」と書かれているほうがわかりやすいですよね。簡潔に伝えることを意識しつつ、専門用語や難しい表現はできるだけ避けて、誰が読んでもわかりやすい文章にします。

    できれば、一文は40文字程度にまとめて、ポジティブなトーンで書くことをオススメします。これは読み手がストレスを感じずに、素早く情報を得られるようにするためです。

    ねじれ文に注意する

    文章を書いていて、やりがちなミスに主語と述語のねじれがあります。たとえば、以下の文章を見てください。

    「ビタミンCが多い果物はレモンやキウイフルーツ、野菜では赤ピーマンやブロッコリーにも多く含まれています。」

    この文章の主語は「ビタミンCが多い果物は」で、述語は「含まれています」です。このように主語と述語の関係がおかしくなってしまう文章をねじれ文といいます。

    文章を長くすると主語がぼやけ、選ぶべき述語が分からなくなってしまうことがあるので注意しましょう。ねじれ文を引き起こさないためには、一文を簡潔に書く癖をつけることが大切です。

    具体的な数字を使う

    文章には、読み手がイメージしやすい具体的な数字を用いましょう。なぜなら、リアリティのある具体的な数字を使うことにより、記事に説得力が増し、読み手の注意を喚起することができるからです。

    あくまで例ですが「リピーター続出!」よりも「10人中9人がリピート!」という文章のほうが、具体性や信ぴょう性が増します。

    ただし、数字にあやしさが出てしまうと、読み手の興味は一気に薄れ、離脱の原因にもなるので注意しましょう。

    たとえば、「毎日5分の作業で、500万円の副収入を獲得することができました」という文章があったとします。ちょっと現実的ではないため、胡散臭く感じてしまいませんか。

    そのため、文章にはターゲットが理解できる許容範囲を超えないような数字を使う必要があります。明確な数字を提示できない商品やサービスの場合は「●●のための3つのテクニック」のように数字を用いると効果的です。
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    まとめ

    本記事では、読み手に行動を促すための基本的なWebライティングのコツをご紹介しました。

    ポイントは、一文一文をシンプルに、分かりやすく、ユーザー目線で執筆することです。

    そして、読み手の行動を喚起するにはコピーライティングを使い、文章の質を上げたい場合は、PREP法や新PASONAなどのフレームワークを取り入れることをオススメします。

    なお、本記事でも「3-1STEP1.ターゲット像を設定する」以降はPREP法を使っていますので、よければもう一度見直してみてくださいね。

  • 【事例インタビュー】コンテンツの作り方 ~インタビュー事前準備から執筆指示まで~

    【事例インタビュー】コンテンツの作り方 ~インタビュー事前準備から執筆指示まで~

    オウンドメディアにおいて、特にBtoBでは必須のコンテンツとも言える『事例インタビュー記事』ですが、いざ作ることになっても、初めての取材となると何から手を付ければ良いのか分からず、お困りの方もいるのではないでしょうか。
    またライターさんに記事を執筆してもらう場合は、書いてほしいことをうまく伝えられず、修正のやり取りが多くなってしまったり、伝わりづらいコンテンツになってしまうことも往々にしてあります。

    せっかくコンテンツを作っても、伝わりづらいページになってしまっては元も子もありませんよね。
    このページではインタビューの事前準備から、ライターさんへの執筆指示の方法までのコツをお伝えしていきます。

    インタビューの事前準備

    インタビュー記事の質を決定づけるのは「いかに担当者が事前準備を行ったか」にかかっています。
    インタビューというと、つい当日の進め方に気を取られがちですが、実は事前準備で9割が決まってしまうと言っても過言ではありません。
    本章では、「事前準備」とは何なのか、基礎的な部分をお伝えします。

    コンテンツのテーマを決め、テーマに沿った情報収集を行う

    事前準備において最初のステップは、テーマを決定することです。
    テーマに沿って、何を伝えたいかを明確にしていきます。
    「製品導入による改善事例の具体例を提示したい」「競合との違い、自社の強みを前面に押し出したい」など、複数の訴求したいポイントが出てくると思います。しかし訴求ポイントが多すぎれば、伝えたいことがぼやけてしまいます。
    そのため「最優先で伝えたいこと」を確定させることが重要です。

    テーマが決まったら、次はテーマに沿った情報収集をします。
    情報収集をどれだけ行ったかによって、コンテンツの質が左右されることになるので、さまざまな角度から情報収集を行うことをオススメします。
    それでは具体的にどんなことを調べたらいいのか、ポイントを3つご紹介します。

    ① 製品・事業を知る

    取材対象の業種・業界について調べることは大前提になります。その会社が「何をしているのか」「どんなサービスをしているのか」はもちろん、業界内の立ち位置も確認しておくことが大切です。また、企業サイトなどから経営理念や社風などといった企業調査も行っておくと、インタビューの際に相手に合わせた質問を考えることができます。

    ② インタビュイー (取材対象者)を知る

    インタビュイー (取材対象者)が業務の中でどういう立場なのかも可能な限り確認しておきましょう。
    実際に現場で業務を回しているのか、マネジメントをしている人なのかで答えやすい質問を絞り込むことができます。もしその方が答えづらそうな質問を聞きたい場合は、事前に質問内容をお渡ししておくことでインタビュー時にスムーズに回答していただけます。

    ③ 過去のインタビュー記事があれば、読んでおく

    過去のインタビュー記事を確認することで、インタビュイーの考え方やスタンスを知ることができます。また、もし同じテーマのインタビュー記事が他社から公開されていた場合、別の切り口から取材を進めることが可能になります。そうすることで、他社よりも話を深堀りできたり、全く新しい話を聞きだすこともできるかもしれません。

    ページ構成を決める

    充分な情報収集が行えたら、次はページ構成を考えていきます。
    どの話題にどれくらいボリュームを割くのか、どういう展開で記事を構成するのか、事前に完成図を描いていきます。

    ページの完成図は、インタビューの際の “道しるべ” にもなります。
    どんなに準備をしていったとしても、インタビューを進めていくと話が脱線してしまったり、聞きだしたいこととは別の方面に熱が入ってしまい、話を戻すことが難しい場面もあります。
    そんなとき、「ページの完成図」があれば、絶対に答えてもらいたい質問の聞き漏らしを防ぐことができます。

    ページ全体の構成が固まったら、「想定質問集」を作成します。
    インタビュイーの方には、事前に想定質問集を送っておきましょう。インタビュイーに事前に質問を送ることで、回答をあらかじめ準備してもらうことができ、当日の受け答えがスムーズになります。
    また、可能であればインタビュー前日までに質問の回答を返送していただきましょう。そうすることで回答を元に、更に深掘りしたい部分・追加で聞きたい部分などを準備することができ、ページの完成予想や構成を考えながら最終調整をすることができます。

    インタビュー当日のコツ

    前章まではインタビューの事前準備についてお話しましたが、ここからはインタビュー当日の話に移ります。
    取材の進め方や、自分が想定した答えが返ってこなかった時の軌道修正テクニックなどをご紹介させていただきます 。

    インタビュー内容は録音する

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    まず、インタビュー内容は録音することをオススメします。
    メモだけでは「どういうニュアンスで話していたのか」という所まで記録することができず、担当者の意図と違う内容をまとめてしまう可能性があります。また、執筆をライターさんに依頼する場合は余計にメモだけでは情報が足りないため、録音データはかなり重要になります。

    黙って録音を開始するのではなく、「執筆時に参考にしますので、録音しても良いでしょうか?」と先方に聞き、了承が取れたら見える位置に録音機を置いてスタートするとスムーズではないでしょうか。

    相手の話したことを要約する

    インタビューにおいて、一番大切なことは「要約」です。
    相手の話を聞き終わったあと、「あなたの話してくれた内容を、私はこう理解しましたが合っていますか?」と確認を入れることで、3つのメリットがあります。

    • 1.自分の中で話を整理し、誤解がないことを確認できるのでスムーズに進めることができる
    • 2.インタビュー中にインタビュイー と信頼関係を築きやすい
    • 3.ライターさんが執筆時に書きやすい

    1に関しては、自分の理解と相手の言いたいことが一致しているかという確認になります。
    相手の意図と別の受け取り方をしてインタビューを進めてしまった場合、話の食い違いなどが出てきてしまう可能性があります。誤解がないかを確認することで、安心して次の話題に移れ、さらなる深掘りに繋げることができます。

    2に関しては、「話の理解度を相手に伝える」ということが大きなポイントになっています。
    インタビュイーは「自分の話がどれくらい伝わっているのか」が分からず不安になるものです。要約で理解度を伝えることで「この人は自分の話をきちんと理解して聞いてくれている」と安心してもらうことも出来ますし、それによって補足事項や事前準備の質問では聞き出せなかったこともすすんで話してくれる場合があります。

    3に関しては、すでに要約内容が裏付けされていることによって、ライターさん自身で内容をまとめる必要がなく、第三者の主観が入らない文章になる、ということがポイントです。どうしても後から内容をまとめようとすると、その人の主観や思い込みで要約されてしまい、インタビュイー が意図している内容とずれてしまう可能性があります。

    インタビューで要約にOKが出ていれば、それを防ぐことができるので記事の書き直しや差し戻しの手間をなくすことができます。

    要約するときの大きなポイントは、「相手の言葉を使って話をまとめてあげること」です。
    別の言葉で言い換えてしまうとニュアンスが変わってしまい、「いやそうではなく…」と話がややこしくなったり進まなくなってしまうことがあるからです。

    相手の言葉を使って話をまとめることで、相手は「自分の話が理解され、受け入れられている」という感覚を持ちます。そのためインタビューで信頼関係を築きやすくなるのです。
    今まで意識してやったことがない、という方はぜひ一度意識してみてはいかがでしょうか。

    話を深掘りする

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    改善実績 などの具体的な話も大切ですが、その時どう思っていたのか・どうして改善したかったのかなど、インタビュイーがその時感じていた「気持ち」も聞いていくと、ただ単に事実だけが載ったコンテンツではなく読み応えがあるものになります。

    「気持ち」の部分が読み手側の悩みと近かった場合、自然と共感文になってコンテンツに一層興味を持ってくれることもあるので、淡々と聞き出すのではなく、「なぜ」「どうして」を挟んでいきましょう。

    事前準備で想定した答えが返ってこなかった場合

    事前に用意した質問に沿ってインタビューを進めていきますが、こちらが想定した答えが返ってこない場合もあります。その場合は、まず落ち着いて話を聞きましょう。相手の伝えたいことが何なのかをしっかり理解することに重点を置き、考えてきたページ構成と変更しても問題がないのか、どこかで補足として付け加える形で掲載することができるのかをその場で判断することができます。

    また、「自分はこう考えてきたけど違った」ことに対して、どうしてなのかを聞くことも深堀りになります。
    とにかく慌てずに、軌道修正ができるだけの情報をその場でなるべく多くとりましょう。
    常にページの完成形をイメージしつつ、インタビューを進めることが大切です。

    2-1では要約が大切という内容をご紹介しましたが、ほしい回答が来なかったときのテクニックとして「要約の最後のまとめ「こういうことですよね?」の部分を、自分がほしい内容に近づけてYESをもらいにいく」という方法もあります。あまり強引に内容を逸らしてしまうと「違う」と言われてしまう可能性もありますが、そもそもインタビュイー自身が話をまとめきれていない場合もありますので、コンテンツ内で伝えたい内容が伝えられるように誘導してあげるのも良いと思います。

    ライターへの執筆指示のコツ

    前項ではインタビュー当日のテクニックをご紹介しました。
    3章ではコンテンツ制作のまとめ部分、「ライティング指示」についてご紹介していきたいと思います。

    執筆の部分には正直あまり時間をかけたくない、と思われる方も多いのではないでしょうか。
    特に自分で執筆するのではなく、ライターさんにお願いする場合はリテイクが多くならないように注意しなければなりません。

    執筆の指示書になるべく多くの情報を記す

    「取材準備時に、ページの完成予想を立てる」とお話をしましたが、執筆指示ではそれをなるべく言語化して記すことが大切です。

    • どういう話の流れで紹介をしたいのか、構成を伝える
    • インタビュイーの話の中の「ここからここまで」の部分を使ってほしいと具体的な箇所を指定する

    私が実際にインタビューを行い、複数のライターさんとやり取りをしていた際、書きにくい指示書はどんなものかを全員に聞いたことがあります。
    共通で返ってきた回答は、「取材中のメモ書き(単語の羅列)しか残されていないもの」でした。

    メモに残された言葉を使ってほしいのは分かるが、構成指示がないとライター自身の主観で構成しなければならなくなり、困ることが多いそうです。
    実際にそれで書いたとしても、インタビュアーが意図した構成になることが少なく、リテイクになってしまい双方の時間の無駄になる、とのことでした。
    インタビューの録音があったとしても、具体的な指示もなくそれを使って書き上げてほしい、なんてライター側の視点で考えてみれば無理難題です。

    自分の頭の中でどういう構成になっていたのかをなるべくしっかり残してあげると、あがってきた原稿にずれがなく、1回で完成まで持っていける可能性が高くなります。
    時間をかけたくないあまり、書いてほしい単語を羅列してライターに渡してしまうという方もいるかもしれませんが、ここをサボらずに行うことが一番の近道になると思います。

    インタビュー記事の見せ方

    インタビュー記事コンテンツの印象を左右するのは、「視点」ではないでしょうか。客観的視点で書くのか、インタビュイーの主観的視点で書くのかなど、それによって与える印象も変わってきます。

    代表的なインタビュー記事の見せ方は下記の3つがあります。

    • ① インタビュイー視点
    • ② インタビュアー視点
    • ③ QA形式(対談形式)

    本章では、それぞれの見せ方のメリット・デメリットを紹介していきます。読み手にどういった印象を与えたいかによって、使い分けをしていきましょう。

    ① インタビュイー視点

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    ●メリット:熱量が伝わりやすい
    その人が話しているように文章を作っていくので、伝えたいことなどを熱く表現することができます。
    また、その時に感じていた心情なども当事者として発信できるので、納得感をあげられる効果も期待できます。

    ●デメリット:文章が長くなってしまい、読みにくくなりがち
    うまく区切りをつけて執筆をしないと長くなり、読まれにくくなってしまう可能性があります。

    ② インタビュアー視点

     interview_contents_img04.png

    ●メリット:状況をより細かく伝えることができる
    担当者してではなく、第三者としてその発言を聞いている体で執筆をすると、客観的な文章になるためオススメです。その時話している温度感を文章で表すことができ、さまざまな描写でその状況を再現することができます。

    ●デメリット:自分ごととしてコンテンツを読みにくい
    話しているインタビュイーを外から描写しているため、やや淡々とした印象のコンテンツになるのではないでしょうか。ただ、そのほうが読みやすいという方もいると思うので、一概にデメリットと言い切らなくても良いと思います。

    ③ QA形式(対談形式)

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    ●メリット:テンポよく読み進められる
    短い文章でのやり取りは、読み手に何かを考えさせたりすることがないので読み進めるのが楽です。

    ●デメリット:縦に長くなってしまいがち
    この文体だと、気がついたら対話が多すぎて長くなりすぎていた、なんて後から気がつくことも少なくありません。
    QA(対談)形式に向いているのは、伝えたいことが事実事象のみの1・2個、といった深掘りしないコンテンツ制作の場合かもしれません。

    このように、文体によって読み手への伝え方・コンテンツの印象などが全く異なります。
    どんなふうに伝えたいのか、文章でどう見せたいのかはインタビュアー側で決め、ライターさんにはそれを伝えましょう。

    まとめ

    事例インタビューは、自社サービス導入で実際にどういう効果があるのか、どんな改善ができるのかを、検討している読み手側に分かりやすく伝えられるコンテンツのひとつとなっています。
    より分かりやすく・魅力的に紹介できるよう、見せ方や内容の作戦を練ってみてはいかがでしょうか。

    ここまで自社でコンテンツを制作するためのノウハウをお伝えしましたが、もし手が回らない!という方はぜひ弊社にお任せください。
    トランスコスモスでは検索キーワードの選定から専門性の高い記事の制作まで承っております。
    お困りごとがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

  • 質の高いコンテンツを作るために必要なプロセスとは?

    質の高いコンテンツを作るために必要なプロセスとは?

    “良質なコンテンツを提供すれば自然と集客できる”というのが、コンテンツマーケティングの基本的な考え方です。しかし「質の高いコンテンツとは?」と聞かれてもスッと答えが出てこないマーケティング担当の方、SEO担当者の方、意外と多いのではないでしょうか。そこで今回は、質の高いコンテンツとは何かを考えながら、良質なコンテンツを作っていくために必要なプロセスを解説していきます。

    質の高いコンテンツの共通点とは

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    ここ数年「シェア」「クチコミ」「拡散」といった言葉が一気に身近になりましたが、わたしたちは魅力的なコンテンツに出会ったら自分以外の誰かと共有したくなります。今の時代における質の高いコンテンツとは、誰かに知らせたくなるようなコンテンツと言い換えられるかもしれません。Googleの『検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド』においても、“ユーザーは閲覧したときに良いコンテンツだと感じると、他のユーザーに知らせたいと思うものです”と言及されています。では、人に知らせたくなるような良質なコンテンツとは、どのようなコンテンツなのか。その特徴をもう少し具体的に捉えていきましょう。

    ユーザーのために作られている

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    質の高いコンテンツとはシンプルにユーザーの役に立つものです。ページが存在する目的、作られた意義はユーザーの役に立つためであるとGoogleの『検索品質評価者ガイドライン』内で明言されており、ユーザーの役に立つ努力をせずに単なる金儲けだけを目的に作られているページ、ユーザーを騙すことを目的としたページ、ユーザーへ害を与えることを目的としたページは評価しないとされています。

    ユーザーの役に立つなんて当たり前のことのように思えますが、マーケティング活動においては売上や利益に目が行くばかりに、運用しているうちにユーザー視点が欠け落ちていく(結果、成果が出ない)というケースも実情としてあります。コンテンツの作り手や発信者にとっては、集客や売上への貢献度が高いコンテンツ=質の高いコンテンツになりますが、なぜ、そのコンテンツがSEOに強くCVRが高いかといったら、つまるところはユーザーにとって有益だからでしょう。

    ちなみに『Googleが掲げる10の事実』というページに書いてあるようにGoogle自体が「内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視」して作られた、ユーザー・ファーストなサービスであるということも認識しておくといいでしょう。

    専門性・権威性・信頼性がある

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    質の高いコンテンツであるかどうかをGoogleが評価する判断軸のひとつに「E-A-T」と呼ばれるものがあります。E-A-TはExpertise(専門性)・Authoritativeness(権威性)・Trustworthiness(信頼性)のことで、これらの度合いが高いほど、質の高いコンテンツであると評価されます。

    専門性とは、ある分野に関して精通しているかどうか。情報の詳細さや、他のサイトにない情報が提供できているかなどが判断の基準となるでしょう。医療・金融など特に高い専門性を求められる領域に限らず、例えばギター演奏や料理のレシピなどの趣味であっても専門性は求められます。ギター演奏ならバンドをやっている大学生、レシピなら子育て中の主婦など、作り手や発信者が公的に専門家として認められている人や団体であることは必須ではありません。

    権威性は、作り手や発信者の社会的な評価と言えます。ギター演奏なら大学生よりプロのギタリスト、レシピなら主婦よりもメディアによく取材されるレストランのほうが、権威性が高いと判断されやすいでしょう。一般人や中小企業が権威性を高めることは難しいという論調もありますが、リンク数やリンクしているサイトの権威性の高さなども判断の対象となるためインフルエンサーやブロガーなど、著名人や大企業でなくても権威性が高いと評価されているケースは往々にあります。

    最後に信頼性とは、言葉の通りそのサイトやコンテンツが信頼に足るかどうかです。作り手や発信者の身の上が明らかとなっているか、情報に不正確な点や嘘偽りがないか、誤解や誤認を招いていないか、エビデンスがあるかなどが重要な基準となります。専門性、権威性とは切っても切れない関係で、上述の2つを高めることが結果的に信頼性を示すこととなるでしょう。

    Googleが評価しているページ、つまり検索で上位に表示されるサイトや人気のコンテンツというのはE-A-Tと呼ばれる、この3つの特徴を備えていると言えますのでチェックしてみて下さい。

    オリジナリティがある

    質の高いコンテンツの重要な条件のひとつとして、オリジナル性の高いコンテンツであるということも挙げられます。『検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド』においても、コンテンツ最適化のポイントのひとつとして「新鮮な独自のコンテンツを作成する」ことを挙げています。たしかに、どこかで見たことのあるようなコンテンツをわたしたちは魅力的には感じないですよね。ちなみにGoogleはコピーコンテンツに対して厳しい姿勢を持っており、表示順位が下がるなどのペナルティを科せられます。

    良質なコンテンツ作りに必要なプロセス

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    質の高いコンテンツとは何か、その正体が分かってきたところでユーザー・ファーストなコンテンツを作っていくためのプロセスを解説していきます。

    ゴールから考える

    ゴールと言っても達成したい売上や集客の目標ではなく、ユーザー視点のゴールを考えることが大切です。最新のニュースを得ることができる、資料がダウンロードできる、セミナー動画で学ぶことできるなど、今から作るコンテンツがユーザーにとってどんな役に立つのかを明らかにしておきましょう。

    誰が何を求めているか理解する

    ゴールが定まったら、今から作るコンテンツがどんなユーザーのためのもので、その人たちはどんなニーズを抱えているのか、ペルソナやカスタマージャーニーの作成によって明らかにしましょう。コンテンツマーケティングに成功しているマーケターの77%がペルソナを設定しているというデータもあるように、ユーザーへの理解を深めるのはコンテンツの中身を具体化する上で非常に大切なプロセスとなります。一方で、ペルソナやカスタマージャーニーの作成に慣れていないという場合、せっかく作っても実態に伴わないものとなってしまう恐れがあります。テンプレート活用、インタビューや調査の実施、第三者の目を入れるなど、作成にあたっては注意や工夫も必要です。

    当ブログではテンプレート付きで作成のポイントを紹介していますのであわせてご一読ください。

    【テンプレート付き】実践版!オウンドメディア戦略におけるペルソナ設定手法
    【テンプレート付き】カスタマージャーニーマップ作成方法と3つの事例を解説

    適切なキーワードを選ぶ

    いきなりこのプロセスから取り組み始めるという方も少なくないようですが、1、2のプロセスを経ることで、より適切に選定することができます。「Googleアナリティクス」や「Googleサーチコンソール」などのツールを活用し、現状や検索ボリュームを把握することはもちろん大事なのですが、どんなユーザーがどんな目的で、どんなキーワードを検索するのかという観点を第一に洗い出しましょう。また選定したキーワードはコンテンツに沢山盛り込めばいいというものではありません。不必要に大量に挿入されたキーワードはユーザーにとって迷惑で意味のないもので、Googleからも低い評価を受けます。

    キーワードの選定はこちらの記事でも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

    SEOだけじゃない!適切なキーワード選定でオウンドメディアを成功に導く方法 ― 2021年版

    分かりやすく表現する

    いよいよ文章や動画などの形にしていく際のポイントはやはり、分かりやすさ。同じことを伝えるにしても相手が子どもかシニアか、男性か女性か、国内向けかグローバルか、ベストな表現はまったく異なりますよね。ですので、コンテンツの対象となるユーザーに合わせた工夫が必要になります。ここでもやはり1~3のプロセスが効果を発揮してきます。段階的にあるべきコンテンツの姿を具体化していくことで、制作を他部署や外部制作会社、ライターなどへ発注するという場合もスムーズに依頼や認識合わせをすることができます。

    エビデンスや事実関係の確認

    公開前にはかならずコンテンツに含まれている情報の根拠、エビデンスや資料を確認するようにしましょう。校正・校閲を行い、第三者の目を入れることも大切です。このプロセスを怠ると場合によっては炎上やトラブルにも発展します。特に「YMYL(Your Money or Your Life)」と呼ばれるユーザーの将来的な幸福・健康・金銭的な安定性に影響する可能性を持つコンテンツは、Googleも通常より厳しい評価基準を適用することを『検索品質評価者ガイドライン』内で明言していますので、対象となるものを扱う場合はより一層注意しましょう。

    コンテンツの質は、作る前に決まる

    contents_process_img05.svg

    質の高いコンテンツになるかどうかは、形になる前のプロセスでおおよそ決まっていると考えていいでしょう。つまり戦略の部分が非常に大事となります。先ほどご紹介したペルソナやカスタマージャーニーの作成をはじめ、本ブログでも様々なナレッジをご紹介しておりますので、そちらも参考にユーザーの役に立つコンテンツを作って、運用を改善していきましょう。

  • Web担当者が知っておきたい!キーワード選定の基本的な手順とお役立ちSEOツール

    Web担当者が知っておきたい!キーワード選定の基本的な手順とお役立ちSEOツール

    「オウンドメディアの運用は難しい!?記事作成・運用のポイントを解説」記事でオウンドメディアの記事作成フローについてお伝えしました。
    本記事では、上記記事中のSTEP1『ターゲットキーワード選定』についてフォーカスし、「キーワード選定の方法を知りたい」「使いやすいキーワード選定ツールを知りたい」方に向けて、ターゲットキーワード選定の手順とツールの活用方法をご紹介いたします。

    記事作成におけるターゲットキーワード選定の重要性とは

    ターゲットキーワードの選定は記事作成におけるもっとも重要なステップとも言えます。本章では、なぜターゲットキーワードの選定がもっとも重要なのかについて、3つの理由を解説していきます。

    <ターゲットキーワードの選定が重要な3つの理由>

    • サイト全体やコンテンツの方向性を左右する
    • 顧客理解が深まり、隠れた顧客ニーズを発掘できる
    • SEOにおいて競合に優位になれるコンテンツを見つけることができる

    サイト全体やコンテンツの方向性を左右する:

    多くの新規ユーザーは、検索エンジンでキーワードを入力して検索して自社サイトにたどり着きます。
    ユーザーが検索するキーワードは、ユーザーがどんな情報を求めているか、その検索意図を表しています。検索意図は、大きく分類すると情報型・取引型・案内型・エリア型の4タイプがあります(表1)。いずれのタイプもユーザーのニーズを表しています。

    keyword_img01.svg
    表1:検索意図の4タイプ

    サイトのコンテンツを作成する際は、ペルソナを集客するためにペルソナが検索しそうなキーワードを基にコンテンツを作成します。またコンテンツの中で、ペルソナのニーズ(ペルソナが困っている事や欲している事)に対して、事業者側が価値を提供することができれば、ビジネスが成り立ちます(図1)。
    つまり、ターゲットキーワード選定はコンテンツを左右するだけでなく、ビジネス自体を左右することにもつながるのです。そのため、ペルソナを集客し、コンバージョン(CV)にまで導くためのターゲットキーワード選定は非常に重要になります。

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    図1:ビジネスは「事業者が提供できる価値」と「ペルソナのニーズ」の交わる部分で成立する

    顧客理解が深まり、隠れた顧客ニーズを発掘できる:

    ターゲットキーワードの選定は、顧客ニーズに対する市場調査とも言えます。なぜなら、検索キーワードから顧客ニーズを知ることができるからです。顧客ニーズには、大きく分けると顕在ニーズと潜在ニーズの2種類があります。

    顕在ニーズとは、顧客が自覚しているニーズのことです。
    たとえば、家事代行サービスを提供している企業の場合、「サービス名」で検索している顧客は、既に抱えている課題が明確になっている、且つどのような手段で解決できるのか明確な回答を持っていると言えます。また、「家事代行」などのような業界ビッグワードで検索している顧客は、特定のサービスまでは至っていないものの、満たしたいニーズを自覚していると言えます。

    一方、潜在ニーズとは、顧客が自覚していないニーズのことです。
    同じ家事代行サービスを提供している企業の場合、「共働き 子育て」などのような直接的に家事代行サービスに繋がらないキーワードで検索している顧客であっても、家事代行で顧客の課題を解決できる場合が多くあります。このような顧客は、まだ自分の家事代行へのニーズに対して無自覚な状態になりますが、潜在的な顧客になり得ます。このような隠れた顧客ニーズに対して、「共働き 子育て」に関連するコンテンツを作って、価値のある情報を提供することによって、信頼関係を築くことができ、また、顧客の潜在ニーズを顕在ニーズへ誘導できる場合もあります。

    キーワード選定作業の中では、今まで気づいていなかった新たなキーワードの発見をきっかけに、改めて顧客について深堀する機会が得られるため、より深い顧客理解と、潜在ニーズの発掘につなげることができます。

    SEOにおいて競合に優位になれるコンテンツを見つけることができる:

    SEOにおいて競合に優位になれるコンテンツを見つけるためには、いくつかのキーワードで実際に検索を行い、上位表示されているサイトの調査を行います。
    上位競合サイトのドメインオーソリティー、ページオーソリティ、被リンク数、コンテンツの内容や数、流入キーワードなどを調査することによって、検索上位に表示されるために必要なコンテンツ量や欠かせない内容などの目安を把握することができます。その結果、SEOにおいて自社が勝てるキーワードやテーマを見極めることが可能になります。

    では、ターゲットキーワードはどのように選定すればいいのでしょうか。サイトや状況によって、キーワード選定の方法は若干変わりますが、Web担当者が知っておきたいキーワード選定の基本的な手順について、次章からご紹介いたします。

    キーワード選定の基本的な手順

    <STEP1> 軸となるキーワードをリストアップする

    軸となるキーワードとは、自社にとって重要かつ関連性がもっとも高いキーワード群のことを言います。
    たとえば、サービス名や、サービスのジャンルが該当します。保険会社のサイトであれば「保険」、家事代行サービスを提供している会社のサイトであれば「家事代行」といったキーワードになります(図2)。最初にこのような軸となるキーワードを設定して、そのキーワードを起点に関連キーワードを膨らませていけば、最終的に選定したターゲットキーワードが自社のビジネス内容とぶれが生じることを防げます。

    keyword_img03.png
    図2:軸となるキーワードのイメージ

    軸となるキーワードは、検索意図が幅広い単キーワードあるいはシンプルなキーワードが適切です。複数キーワードの場合、検索意図が限定されてしまうため、顧客のニーズを網羅できません。たとえば、最初から「家事代行 料金」というような複数キーワードを設定してしまうと、「家事代行の料金を知りたい」ユーザー以外のユーザーニーズを発見できなくなってしまいます。軸となるキーワードをリストアップするために、下記の方法をオススメします。

    軸となるキーワードは、ペルソナが自社製品やサービスに対して最初に思いつくキーワードと言えます。そのため、カスタマージャーニーの各段階からピックアップすることができます。たとえば、クラウドの顧客管理ツールを商材とするB2B企業の場合、「リサーチ」段階においては「顧客管理」、「CRM」などが挙げられます。「比較・検討」段階においては、より具体的なツール名である可能性が高いと思われます。キーワードをリストアップする際は、営業やカスタマーサポートなどのペルソナに近い人に聞いたり、SNSの投稿や口コミからヒントを得たりすることも可能です。

    <STEP2>SEOツールを使ってキーワードリストの幅を広げる

    軸となるキーワードをリストアップしたら、そのキーワードリストを起点に関連キーワードの幅を広げていきます。顧客のニーズを網羅するために、キーワード候補をさまざまな角度から幅広くリストアップすることが大切です。軸キーワードを膨らませる手段は、下記に挙げる2つの方法があります。

    • 関連キーワードを洗い出す
    • 競合サイトの流入ワードから抽出する

    関連キーワードは、実際にそのキーワードでGoogleから検索することで調査できます。たとえば、「SEO対策」で検索すると、下記のような「他のキーワード」が検索結果ページの最下部に表示されます。

    keyword_img04.jpg
    図3:他のキーワードを取得するイメージ

    また、検索キーワードを検索窓に打ち込む際、候補ワードがGoogleから提案されます。これらのキーワードは、「サジェストキーワード」と呼ばれています。(図4)

    keyword_img05.jpg
    図4:サジェストキーワードを取得するイメージ

    ただし、すべての候補キーワードを手動で取得することは現実的ではありません。実際には、これらの作業はツールを利用して行うことが多いです。②で提示した、『競合サイトの流入ワードから抽出する』方法についても、ツールを使用して抽出を行います。ツールの使用方法については第3章でご紹介いたします。

    <STEP3> キーワードを分析し、ターゲットとするキーワードを選定する

    STEP1と2でリストアップしたキーワードを分析して、ターゲットとするキーワードを決定します。では、どういう観点からキーワードを分析すれば、適切なターゲットキーワードを選定できるのでしょうか?サイトや状況によって、分析する際に取り入れる観点も若干変わってきますが、最低限下記の観点を取り入れましょう。

    • ツールを使ってボリューム、難易度を調査
    • 自社のペルソナ・商品・サービスへの関連度を調査
    • キーワードリストを精査
    • 検索意図を調査
    ①ツールを使ってボリューム、難易度を調査

    キーワードリストを作成後、各キーワードの月間検索ボリュームを調査し、候補キーワードに対する「ニーズの大きさ」を判断します。月間検索ボリュームが多いキーワードほど、効率よく集客につなげることができます。また併せてキーワードの難易度も調査しましょう。難易度の高いキーワードの場合は、ライバルが多く、そのキーワードでコンテンツを検索上位に表示させることが困難となります。そのため、一般的には難易度が低いキーワードから対策したほうが早くSEO効果が発揮されます。しかしもちろん、これだけではターゲットキーワードを決めることはできません。複数の項目(②以降で解説します)で総合的な判断を行い、ターゲットキーワードを選定していきます。検索ボリュームや難易度の調査はその第一歩となります。

    キーワードの月間検索ボリューム、難易度は、SEOツールを使って調査することができます。ツールについては第3章でご紹介いたします。ツールから取得したデータは、下図5のようにキーワードリストを作成して管理することをオススメします。

    keyword_img06.svg
    図5:キーワード月間検索ボリューム、難易度、関連度などの調査イメージ
    ②自社のペルソナ・商品・サービスへの関連度を調査

    ペルソナが自社商品やサービスを検索するときに入力する可能性が高いキーワードを選定することが重要です。①で使用したエクセルの中で、「関連度」の列(図5:青枠部分)に、自社のペルソナ・商品・サービスへの関連度をそれぞれ3段階で評価します。この関連度は定性的な判断になるため、自社のペルソナに詳しい複数人で確認することをオススメします。

    ③キーワードリストを精査

    ①と②の評価結果を集計し、それに基づいて、不要なキーワードをリストから排除します。まずペルソナのニーズ(顕在・潜在)から程遠いキーワードを排除しましょう。自社商品やサービスへの関連度が低いキーワードを選定してしまった場合、たとえ自社サイトへ集客できたとしても、ユーザーがほしい情報はサイトにないため、すぐ直帰して、結果的にサイトの評価が下がってしまいます。
    キーワードを排除する際、月間検索ボリュームの少ないキーワードや難易度の高いキーワードも、すぐ諦めるべきではありません。顧客を購買フローに転換できるキーワードであればキーワードリストに残すべきです。
    各評価項目を総合的に分析した上でターゲットキーワードを選びましょう。

    ④検索意図を調査

    リストアップしたキーワードを確認してユーザーの検索意図を調査し、ニーズ単位で分類します。分類はニーズで異なるため、業界のジャンルはもちろん、ペルソナやKPIによっても変わります。そのため、まずは全キーワードを俯瞰して、同一のニーズが多そうなキーワードから分類する方法を選択します。
    たとえば、第2章で例に挙げた「家事代行」の場合は下記の分類が想定されます。下記表2に「家事代行」関連キーワードにおける分類とキーワード例を示します。

    keyword_img07.svg
    表2:キーワードのグルーピングイメージ

    上表2の「クチコミ評判・比較」までは「家事代行」等のキーワードが含まれており、家事代行に対するニーズが顕在化していることが分かります。しかし、それ以降のキーワードには「家事代行」が含まれておらず、ニーズが顕在化していない潜在層を分類しています。
    キーワードを見て、どういう検索意図なのかを考えることが難しい場合は、実際にそのキーワードで検索してみるとよいでしょう。Googleは独自のロジックでユーザーの検索意図に合致しているサイトを上位に表示します。そのため、上位にランキングしているサイトがどういう情報を提供しているのかを確認することで、そのキーワードの検索意図を推測するヒントを得ることができます。
    キーワードのグルーピングが完了したら、それぞれの検索意図に一致するコンテンツを実際に用意する流れになります。

    次章から、STEP2、3で使えるツールのご紹介と、活用法を解説いたします。

    キーワード選定・分析に役立つSEOツール

    Ahrefs

    Ahrefs(エイチレフス)は世界で60万人が導入している有料SEO分析ツールです。Ahrefsは世界最大級の被リンクデータ量を保有していて、約15分ごとに新しいインデックスを更新します。加えて、インターフェースが見やすく、さまざまな切口からSEO分析をすることができます。また、各種データをエクスポートできますので、キーワードリストの幅を広げる際の手作業を減らしてくれます。

    キーワードを選定する際に活用できるAhrefsの機能は下記になります。

    • 関連キーワードを見つけ、キーワードの月間検索ボリュームを確認する機能(第2章 STEP2,3)
    • 競合サイトの流入キーワードを調査する機能(第2章 STEP2)
    ①特定のキーワードの関連キーワード、検索ボリュームや難易度を調査する方法:

    「Overview」で、入力したキーワードのボリュームや難易度を確認することができます。

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    図6:Ahrefsでキーワードのボリュームや難易度を確認するイメージ

    「Keyword ideas」下の各項目で、入力したキーワードの関連キーワードとキーワードのボリュームや難易度などを同時に確認することができます。

    keyword_img09.jpg
    図7:Ahrefsで関連キーワードなどを調査するイメージ

    リストアップしたキーワードの月間検索ボリュームや難易度を一括で調査したい場合は、下記の画面からキーワードファイルをインポートして、虫眼鏡をクリックします。

    keyword_img10.jpg
    図8:Ahrefsでキーワードリストをインポートするイメージ
    ②競合サイトの流入キーワードを調査する方法:

    Ahrefsのサイトエクスプローラーの下記ボックスに検索したいドメインまたはURLを入力して、虫眼鏡をクリックします。

    keyword_img11.jpg
    図9:Ahrefsで競合サイトの流入キーワードを調査するイメージ

    ダッシュボードでは、競合サイトに関するSEO評価を俯瞰で確認することができます。ここでは、オーガニックトラフィック量からキーワード数、被リンクの数なども確認することができます。

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    図10:調査サイトのSEO評価を示すダッシュボード

    競合サイトの流入キーワードを確認するには、「オーガニックキーワード」をクリックします。競合サイトが検索上位100位以内にランキングしているキーワード一覧およびキーワードボリュームや難易度などを確認できます。右上の「エクスポート」機能を使うと、競合サイトの流入キーワードのデータを一括でダウンロードできます。

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    図11:Ahrefsで競合サイトの流入キーワードを確認するイメージ

    Googleキーワードプランナー

    GoogleキーワードプランナーはGoogleが持つ検索に関する膨大なデータを利用して、ビジネスに関連する新しいキーワードを見つけたり、そのキーワードの検索ボリュームや、広告を掲載するための入札単価などを確認したりできます。本来はGoogle広告を利用する人に向けたサービスですが、一部機能は、登録するだけで誰でも無料で利用できます。また、キーワード候補一覧などをダウンロードできますので、キーワードリストの幅を広げる際の手間を減らしてくれます。

    キーワードを選定する際に活用できるGoogleキーワードプランナーの機能は下記になります。

    • 関連キーワードを見つけ、キーワードの月間検索ボリュームを確認する機能(第2章 STEP2,3)
    関連キーワードを見つけ、キーワードの月間検索ボリュームを確認する方法:

    Googleキーワードプランナーに登録後に、軸となるキーワードの関連キーワードを調べるときは、左側の「新しいキーワードを見つける」をクリックします。

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    図12:Googleキーワードプランナーで関連キーワードを調査できる画面

    検索画面には、軸となるキーワードを入力します。複数のキーワードを同時に入力できるので、同じジャンルの軸となるキーワードをまとめて入力したほうが効率的でオススメです。入力後「結果を表示」をクリックします。

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    図13:Googleキーワードプランナーで関連キーワードを調査するイメージ

    検索結果画面では、入力した「軸となるキーワード」と、それに関連するキーワードが一覧で表示されます。また、それぞれのキーワードの月間検索ボリュームも確認できます。実際に広告出稿している場合、検索ボリュームの具体的な数値を確認できますが、広告を出していない場合、1000~1万といったように曖昧なデータが表示されます。

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    図14:Googleキーワードプランナーで関連キーワードなどの調査結果画面

    Ubersuggest

    Ubersuggest(ウーバーサジェスト)はアメリカのWebマーケターであるニール・パテル(Neil Patel)氏が開発したSEOツールです。Googleキーワードプランナーに使用されている技術を元に開発されているため、情報の信頼度が高いと言えます。そんなUbersuggestですが、無料で使えるChromeの拡張機能「Ubersuggest – SEO&キーワードの発見」がとても便利です。また、各種データをCSVで出力ができますので、キーワードリストの幅を広げる際の手作業を減らしてくれます。

    キーワードを選定する際に活用できるUbersuggestの機能は下記になります。

    • 関連キーワードを見つけ、キーワードの月間検索ボリューム、難易度を調査する機能(第2章 STEP2,3)
    • 競合サイトの流入キーワードを調査する機能(第2章 STEP2)
    ①関連キーワードを見つけ、キーワードの月間検索ボリュームを確認する方法:

    軸となるキーワードをChromeブラウザで検索すると、ページの右には関連キーワードが表示されます。キーワードの月間検索ボリューム(Vol)や難易度(SD)も同時に確認できます。

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    図15:Ubersuggestで関連キーワードなどを調査するイメージ

    検索窓の横の「全て見る」をクリックすると、検索ボリュームの推移やSEOの難易度など、キーワードの詳細データを閲覧することも可能です。

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    図16:Ubersuggestでキーワード詳細データを示すイメージ
    ②競合サイトの流入キーワードを調査する方法:

    Ubersuggestを開き、ページ左側の「競合分析」の「キーワード流入」をクリックします。検索窓に競合サイトのURLを入力して「検索」をクリックします。

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    図17:Ubersuggestで競合調査するイメージ

    検索結果画面に、競合サイトのランクに影響しているオーガニックキーワード一覧が表示されます。競合サイトに流入見込みの多いキーワードからピックアップしたい場合は、「流入見込み」項目の右側の上方向の矢印をクリックすると、キーワード一覧は流入見込みの降順に並び替えることができます。

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    図18:Ubersuggestで競合調査結果を示すイメージ

    まとめ

    本記事では、キーワード選定の基本的な手順と役立つSEOツールをご紹介しました。キーワードは一度選定して終わりではありません。キーワードごとの検索ニーズは変化していくため、サイトの掲載順位や成果を見ながら、キーワードを定期的に更新しましょう。カテゴリによりますが、キーワードの見直しは3~4カ月に1回ほどで行うことがオススメです。常に最適なキーワードを記事に取り入れて、自社サイトの記事を磨いていきましょう。
    便利なSEOツールを活用し、手順を追っていけば、キーワード選定はできますが、SEOに強く、成果に繋ぐ良質な記事を継続的に作成するには、多くの時間と工数が必要となります。

    トランスコスモスでは、専門知識や体制を整えており、キーワード選定から記事作成までを一貫して提供する記事作成パッケージを用意しております。キーワード選定から公開まで全てを当社が代行するため、専門知識や体制を整えるご負担を抑えることが可能です。
    オウンドメディアの運用でお悩みがあれば、ぜひご相談ください。

    詳細は下記からダウンロードしてください。

  • オウンドメディアの運用は難しい!?記事作成・運用のポイントを解説

    オウンドメディアの運用は難しい!?記事作成・運用のポイントを解説

    「自社でオウンドメディアを運用しているが、戦略・戦術がうまく立てられない」
    「オウンドメディアの成果が出せていない」
    「自社で運用や記事制作ができるリソースがない」
    このような課題はございませんか?

    今回は、オウンドメディアの記事運用に焦点を当て、どれほどのメリットを得られるかや、記事運用のポイントを実例を交えながら解説していきます。

    なぜ今オウンドメディアが注目されているのか?

    近年、オウンドメディアを運営・運用する企業は増えています。株式会社ベーシックによる「オウンドメディア実態調査」によると、BtoB企業の4割がオウンドメディアを「運営している」と回答しました。さらに「今後運営する予定がある」と回答した層を含むと、約6割がオウンドメディア運営・運用に対して前向きな結果となっています。

    2019年11月6~13日実施「オウンドメディア実態調査」調査結果
    図 1:2019年11月6~13日実施「オウンドメディア実態調査」調査結果

    出典:株式会社ベーシック

    そもそも、なぜ今オウンドメディアが注目されているのでしょうか。

    その理由は、「コンテンツマーケティング」というマーケティング手法への関心が高まっているためです。
    コンテンツマーケティングとは、ターゲットにとって価値があるコンテンツを通じて、自社のファンになってもらい、適切なタイミングで購買へと結びつけるマーケティング手法です。
    オウンドメディアは、このコンテンツマーケティングの手段の1つのため、オウンドメディアへの注目も高まっているのです。

    コンテンツマーケティングの概要や注目される背景、メリットについて、詳しくはこちらをご覧ください。
    ➩『 コンテンツマーケティングとは?メリット・デメリットから戦略手法までを徹底解説


    オウンドメディアの記事運用のメリット

    では具体的に、オウンドメディアを運用することで、どのようなメリットがあるでしょうか。
    ここからは、オウンドメディアの記事運用について掘り下げ、具体的なメリットをお伝えしていきます。

    検索順位上位への表示に伴う、サイト流入数の増加

    SEOを意識した記事作成を実施・継続することで、検索順位が上がり、ページの流入数も向上します。SEOを意識した記事作成とは、ユーザーのニーズを汲んだキーワード選定や記事テーマ選定、記事の信頼性、オリジナリティ、URLなど様々なSEO対策を意識して記事を作成することです。

    普通、オウンドメディアの運用は、成果が出るまでに記事公開後1年以上~2年未満かかると言われています。しかし、ユーザーの検索意図とターゲットとするキーワードを練った上で記事を制作すると、短期間でも成果が出ることがあるのです。

    例えば以下の成功事例があります。

    ①記事公開1ヶ月で強調スニペット表示を複数獲得!

    記事公開後、たった1ヶ月で強調スニペット表示を複数獲得した事例があります。
    強調スニペットとは、検索キーワードに対する明確な回答を、信頼性の高いWebページから抽出してGoogle検索結果の上部に強調表示する仕組みのことです。

    強調スニペット
    図 5:強調スニペット

    検索した際に、一番上に表示されたWebページをクリックしたご経験はないでしょうか。このように、上位に表示されればされるほど、クリックされる確率は高くなると言われています。
    実際、検索順位がアップしたことで、流入数も大きく増加した事例がいくつかあります。その一例が以下2つです。

    ②3ヶ月で検索順位40位→2位への検索順位アップを実現!

    記事公開月には、検索順位40位だった記事が、3ヶ月後には2位へと検索順位アップしました。検索順位がアップしただけでなく、オーガニック(自然検索)流入数も2ヶ月で6倍増加したのです。

    ③記事運用開始6ヶ月でオーガニック検索からのサイト流入数が599%アップ!

    記事運用開始6ヶ月後には、オーガニック検索からのサイト流入数が599%も大幅にアップした事例もあります。SEOを意識した記事運用によって検索順位上位へ表示され、サイト全体の流入数増加も実現できるのです。

    集客に広告費がかからない

    広告掲載だと、掲載し続けるには広告費が必要です。しかしオウンドメディアの運用だと広告費は必要ありません。
    なおオウンドメディアの運用は、基本的に初期費用と運用費用(人件費やサーバー費、各種ツール類の固定費)を除いて費用がかかりません。一方で広告運用は、上記に加えて、出稿する度に費用がかかり、クリック数によって費用に変動もあります。
    つまり、オウンドメディアの運用は、最初に体制さえ組んでしまえば、一定の費用のままで運用を継続できるのです。

    その他にも、続けるほど費用対効果が高くなるというメリットもあります。

    このような成果を最大限引き出すオウンドメディア運用を目指し、トランスコスモスでは、キーワード選定から記事作成までを一貫して提供する記事作成パッケージをご提案しております。キーワード選定から公開まで全てを当社が代行し、成果の達成を目指します。
    オウンドメディアの運用でお悩みがあれば、ぜひご相談ください。


    オウンドメディアの記事作成フロー

    では、オウンドメディアの成果を最大限引き出すために行うべき、記事作成フローについてお伝えします。
    記事作成のフロー

    図 7:記事作成のフロー


    <STEP1>ターゲットキーワード選定

    オウンドメディアの立ち上げの際に設定したペルソナを基に選定します。
    ペルソナの設定方法はこちらで詳しく解説しています。
    ⇨ 『『【テンプレート付き】実践版!オウンドメディア戦略におけるペルソナ設定手法』

    ペルソナが抱える悩みを洗い出し、どのようなニーズを抱えているかを考えます。
    次に、その悩み・ニーズを解決したいペルソナが、検索しそうなキーワードを書き出します。
    そして、書き出したキーワードの検索意図やWebサイト・商品・サービスへの関連度、キーワード難易度や月間検索ボリュームなどを調べ、対策したいキーワードの一覧を作成します。

    <STEP2>原稿テーマ一覧作成

    STEP1で選定したキーワードから、原稿のテーマ(記事内容)を検討します。
    まずは、キーワードを同じ検索意図やカテゴリごとに分類します。そして、その分類ごとに大まかなテーマを考えます。
    さらにそのテーマごとに、ターゲット・タイトル案・狙っているユーザーの検索意図・対策キーワードを整理し、原稿テーマ一覧を作成します。

    <STEP3>記事作成の準備

    次のSTEPからの競合調査~本番公開までのスケジュールを記事(原稿テーマ)ごとに立てます。
    また、ライターのアサインも行います。外部委託でライターを手配する場合には、どのような基準でライター選定を行うか、社内の基準も定義しておく必要があります。

    <STEP4-1>競合調査

    このSTEPからは、記事を1つ1つ作成していく工程です。
    まず競合調査では、STEP2で決めた、記事の対策キーワードを実際に検索してみます。
    その際、検索順位上位に表示されているページについて、なぜ上位に表示されているのかを分析します。上位に表示されているということは、Googleの評価が良いということであるため、良い点を記事制作の参考にしましょう。
    また、検索結果に並ぶコンテンツの傾向も掴みます。

    <STEP4-2>構成案の作成

    構成案とは、記事の「設計書」のことです。構成案の作成によって、どのような流れで検索意図に応える内容にするか、対策したいキーワードをどう入れ込むか、を練ることができます。
    競合調査で掴んだ記事の方向性や内容を踏まえながら、記事の流れを構成案として落とし込みます。

    <STEP5>ライティング

    構成案を基に原稿を作成します。
    原稿作成後は、コンテンツの質や対策キーワードの含有量などを競合Webサイトと比較しながら記事をチェックします。SEO効果のある記事へと調整していきます。

    また、文章だけでは伝わりづらい箇所には、グラフや図版を作成します。
    視覚的に分かるコンテンツは、ユーザーにとって分かりやすさが高まるため、SEO観点でも評価の高いコンテンツとなります。なおGoogleは、独自で作成した画像(グラフや図版)の掲載を推奨しています。SEO観点でも価値があるコンテンツと認識されれば、Googleの画像検索で表示され、画像検索からも流入を狙うことができます。

    <STEP6>公開

    ライティングの原稿をWebページ上へ反映します。
    公開前にまずはテスト環境で反映します。テスト環境のWebページによって、文章や表示などを関係各所で確認します。問題なければ、本番環境で公開します。

    オウンドメディアの運用のポイント

    実際に記事を作成しようとしても、「記事・コンテンツの質を保つのが難しい」「定期的な更新が難しい」「成果につながらない」「体制が整えられない」など、課題を感じられている方は多いのではないでしょうか。
    そこで、オウンドメディアの運用のポイントをご紹介していきます。
    ポイントは、以下の5点です。

    • 目的の設定
    • 成果の指標の定義
    • ペルソナの設計
    • 作業分担によって品質を高める
    • 効果測定による既存記事のリライト

    目的の設定

    目的の設定

    重要なポイントの1つめは、オウンドメディアの運用目的を設定することです。
    なぜなら目的によって、発信すべき記事・コンテンツ、更新頻度は異なってくるためです。さらに、「成果の指標を何とするか」も異なります。

    オウンドメディアの運用目的は様々にあります。商品を売るため、自分たちの活動を広く知ってもらいたいため、採用活動のため、ブランドのイメージを変えたいため、などが挙げられます。
    例えば、A社が「自社のランニングシューズを売るため」、B社が「採用活動のため」のオウンドメディアを運用しているとします。「売るため」のA社は、自社の商品に関係が深く、検索ボリュームの大きい「ランニング」「ジョギング」といったキーワードで検索順位上位を獲得できるような記事を作成するでしょう。そうすることで、記事を読んだユーザーが自社の商品に興味を持ち、購入へとつなげやすくなるためです。一方で「採用活動のため」のB社は、ひとりひとりの仕事への思いや願いに焦点を当てた社員インタビュー記事などを作成するでしょう。そうすることで、入社後のミスマッチを防ぐことができ、人材の定着と早期活躍を期待できるためです。
    このように、何のために何を誰に伝えたいオウンドメディアなのかが異なるだけで、アピールの仕方や内容、目標や成果は変わってくるのです。


    成果の指標の定義

    2つめは、成果の指標を何とするか、定義しておく必要があります。
    例えば、ページビューやユニークユーザーの数が伸びたとしても、それを最終目的に対する成果とは言えない場合があります。ページビューは、「ページが開かれた回数」を表すため、もしかすると同じ人が何回も見ているかもしれません。またユニークユーザーは「ページを見に来た人数」を表しますが、最後まで読まれたかどうかは測れません。
    何を測って成果とするのか、決めておくことが大切です。


    ペルソナの設計

    3つめは、Webサイト全体、もしくは記事・コンテンツごとにペルソナを設計しておくことです。
    例えば、年齢・性別・住んでいる場所・家族構成・職業・休日の過ごし方・課題など、詳しい人物像を設定していきます。このペルソナをWebサイト全体、もしくは記事・コンテンツごとに設けておくと、作成の際、「この記事を読んだ後何を受け取るか」を想像しやすくなります。ターゲットとなるユーザーのイメージを関係メンバーで共有するために、ペルソナは欠かせません。

    ペルソナの設定方法はこちらで詳しく解説しています。
    ⇨ 『『【テンプレート付き】実践版!オウンドメディア戦略におけるペルソナ設定手法』

    作業分担によって品質を高める

    4つめは、可能な限り作業分担を行うことです。前段でお伝えしたように、記事1本を作成するには様々な調査と専門知識が必要です。極端に言うと、1人でキーワード選定からライティング、公開、その後の効果測定まで全てを担うとなると、継続はとても厳しいです。
    例えば、専門知識の必要なライティングは、外部のライターに委託すると良いでしょう。その分、自社内ではライティング担当が不要になる他、競合分析や戦略立てに注力できます。コンテンツの質を高めることへとつなげられるのです。

    また重要なことは、ライティングと校正・校閲で、担当者を分けることです。ライターの原稿ですぐ公開ではなく、最低2人以上でターゲットとしているキーワードや検索意図が汲んであるか、分かりづらい箇所が無いかなど、校正・校閲を行います。

    効果測定による既存記事のリライト

    5つめは、既存記事のリライトです。リライトとは、検索エンジンの検索結果の上位に表示されるように、既存記事を修正することです。
    リライトが必要な記事とは、現状は検索順位が低いが、順位が高くなればオウンドメディアの運用目的の達成に近づくと考えられる記事です。記事を見直すべき内容は、以下などが挙げられます。

    <キーワードに関する観点>

    • タイトルに対策したいキーワードが含まれているか
    • 対策したいキーワードの検索意図は記事内容に合っているか
    • 同Webサイト内で、対策したいキーワードの重複が発生していないか
    • 対策したいキーワードとは意味のズレたキーワードを使用していないか

    <内容に関する観点>

    • Webサイトと関係のある内容か
    • 情報が古くないか
    • タイトルと記事内容が一致しているか
    • ユーザーにとって難しいワード(専門用語など)で書かれていないか
    • 同Webサイト内の別の記事と内容が重複していないか
    • 独自の情報を載せられているか

    これらをチェックしリライトを行いましょう。

    ニーズを意識した記事運用で成果を出す

    この記事では、オウンドメディア運用の「戦略がうまく立てられない」「成果が出せていない」「運用や記事制作ができるリソースがない」などの課題について対策となるポイントをご紹介してきました。

    ターゲットのニーズを意識したオウンドメディアの記事運用は、ページの流入数や検索順位が着実に上がることや、集客に広告費がかからないことだけでなく、会社の資産として活用もできるなど、多くのメリットがあります。

    それらメリットを受けるために、まず運用に重要なポイントは、「オウンドメディアの運用目的を設定すること」です。目的を設定すれば、想定すべきペルソナや、どのような記事・コンテンツをどれくらいの頻度で発信すべきかが見えてきます。また、何を測って成果とするかについても、決めやすくなります。
    その他にも、ライターの外部委託やチェック体制の徹底、作業の分担は、コンテンツの質を高め、成果の出るオウンドメディアへとつながります。
    一度成果が出なかった既存記事・コンテンツでも、キーワードや内容を見直し、リライトで修正することで、成果が出る記事・コンテンツへと生まれ変わります。ユーザーが欲しい情報とのズレを埋めることで、すぐではありませんが、確実に成果を得られるのがオウンドメディアの特徴です。

    ただポイントを実行するには、多くの専門知識や体制が必要なため、なかなか難しい面もあるのではないでしょうか。

    トランスコスモスでは、キーワード選定から記事作成までを一貫して提供する記事作成パッケージを用意しております。キーワード選定から公開まで全てを当社が代行するため、専門知識や体制を整えるご負担を抑えることが可能です。
    オウンドメディアの運用でお悩みがあれば、ぜひご相談ください。

  • 認知心理学でサイトを改善?ユーザー心理を理解する3つのヒント

    認知心理学でサイトを改善?ユーザー心理を理解する3つのヒント

    「オウンドメディアを始めてみたが、なかなかコンバージョンに繋がらない」
    「コンテンツは作成しているが、その中で製品・サービスをどのように紹介すれば効果的かがわからない」 集客を図るためにオウンドメディアを活用することが増えた現在、このような悩みを抱える担当者の方は多くいらっしゃいます。

    ユーザーが必要としている情報を届け、良い印象を持ってもらった上で自社製品の購入やサービスの契約に繋げるためには、まずはユーザーのことをよく知る必要があります。
    そんなときには、認知心理学を知ることで思わぬヒントが見つかるかもしれません。

    この記事では、オウンドメディアなどのサイト改善でお悩みの方に向けて、認知心理学という新しい視点から改善方法や事例をご紹介します。

    認知心理学とは?

    「改善方法として、心理学と言われてもあまりピンとこない」という方も多いのではないでしょうか。
    また、心理学を取り入れるとなったときに、何をどのように取り入れればよいか、それはどのような効果があるのかを想像するのは簡単ではありません。
    本章では、心理学の中でも特にサイト改善に応用しやすい認知心理学に焦点を当てて、心理学の中の位置づけや、それをサイト改善に取り入れるメリットをご説明します。

    認知心理学の位置づけ

    はじめに、心理学とは精神と行動を科学的に研究する学問です。研究分野は幅広く、その中で社会心理学・消費者心理学・人間工学など多くの専門分野に分かれており、認知心理学もそのひとつです。
    認知心理学では、人間の認知(思考・意思決定・問題解決・注意・記憶などのすべての精神的能力)について科学的に研究します。簡単に言えば、人間が何かに注意を向け、それを見たり聞いたりして得た情報に関して、何かを考えたり記憶したりする、そのプロセス全体を研究対象としているのです。
    その歴史は比較的若くはありますが、「現代心理学において主流」といわれる注目すべき学問です。

    認知心理学で研究対象としている人間の認知に関するイメージ
    図1:認知心理学で研究対象としている人間の認知に関するイメージ

    サイト改善に認知心理学を取り入れるメリット

    サイト改善のためにはユーザーについて知ることが重要であることは先ほども述べました。 自社サイトを見ているユーザーの心理を想像してみてください。下記のような疑問が思い浮かぶのではないでしょうか?

    • ユーザーが自社や自社の製品・サービスに対してどのような印象を持つのか?
    • ユーザーの注意を引くコンテンツは何だろう?
    • ユーザーはどのような思考プロセスで購買を決定するのか?

    実は、これらはすべて認知心理学で研究されてきた精神的プロセスの一部なのです。 認知心理学でこれまで研究対象とされてきた人間の精神的能力で表すと、下記のようになります。

    • ユーザーが自社や自社の製品・サービスに対してどのような印象を持つのか? … 感覚・知覚
    • ユーザーの注意を引くコンテンツは何だろう? … 注意、記憶
    • ユーザーはどのような思考プロセスで購買を決定するのか? … 思考・意思決定

    つまり、人間がさまざまな概念をどのように知覚し、何が彼らの注意を引き、どのように意思決定するかを研究する認知心理学を学ぶことで、ユーザーを知ることに繋がり、それがコンテンツやデザイン、ひいてはオウンドメディアの改善に役立つのです。

    認知心理学をサイト改善に取り入れる方法

    「認知心理学がサイト改善に役立つ」ということは前章でお伝えしましたが、この章ではより詳しく、どんな研究があって、それがどのように役立つのかをご説明します。

    認知心理学がサイト改善にどのように応用できる?

    心理学は人間の精神的な面に焦点を当てた学問ではありますが、その研究は数字に裏付けされた定量的なデータです。
    ユーザーを理解した上でサイトの問題点を見つけ出し解決するための知識として、マーケティングやデザインと同じように、認知心理学も活用できます。

    サイト改善だけでなく、日常生活にもよく活用される認知心理学の例として、“マジカルナンバー”があります。
    これは記憶に関係する言葉で、一般的には「人間が短期記憶で保持できるチャンクの限界」を表しています。チャンクとは、「情報のかたまり」を意味します。
    有名なのは、認知心理学者であるジョージ・A・ミラーが提唱した“マジカルナンバー7±2”ですが、近年はミズーリ大学の心理学教授ネルソン・コーワンが2001年に発表した“
    マジカルナンバー4±1”が主流になっています。

    わかりやすい例としてよくあげられるのが電話番号や郵便番号です。
    左が数字を羅列しただけの場合、右がチャンキングした(いくつかのチャンクに分けた)場合です。明らかに右の方が見やすいことが分かると思います。私たちは日常生活でも自然と“マジカルナンバー”に沿って、短期的に記憶しにくい数字などをチャンクに分けて認識しやすくしているのです。

    郵便番号や電話番号などにもマジカルナンバーが活用されている
    図2:郵便番号や電話番号などにもマジカルナンバーが活用されている

    “マジカルナンバー”はもちろん数字だけでなく、サイトのUIUX改善にも応用できます。 下記の図を見ていただければ、サイト内の情報をなるべく少ない数のまとまりにチャンキングするだけで、格段に情報は記憶されやすくなり、ユーザーは回遊しやすくなることが分かると思います。

    雑多に並んだコンテンツもチャンクに分けるだけでユーザビリティが向上
    図3:雑多に並んだコンテンツもチャンクに分けるだけでユーザビリティが向上

    ここで大切なのは、“マジカルナンバー”が7±2か4±1かというよりも、「人間には短期記憶の容量に限界があり、情報をいくつかのチャンクという『情報のかたまり』にまとめることが有効だ」ということを知っているかいないかです。
    “マジカルナンバー”の数自体は、受け手の年齢・チャンクの複雑さ・提示される情報の種類などによって変化します。しかし、チャンキングの重要性については上記の2つの例で明らかです。

    これを知った状態でぜひ、自社のオウンドメディアをチェックしてみてください。情報はいくつかのチャンクに適切に分けられていて、わかりやすいサイトになっていますか?

    上記のように実際に認知心理学の研究を用いてサイトを改善する事例については、第3章でも詳しくご紹介したいと思います。

    サイト改善にすぐに応用できる認知心理学の研究7選

    この章では、サイトを改善するのに応用しやすい認知心理学の研究を7つご紹介します。

    色彩心理学

    色彩心理学では、「色が知覚や行動にどのように影響するのか」を研究しています。
    人間は、自分以外の人間や物事と最初に出会ってから90秒以内にそれを評価していて、その評価の内の約62~90%は色にもとづいていると言われます。
    Webサイトにおいてもそれは同様であり、それだけ色の選択は慎重に行うべきということなのです。
    詳しい改善事例について、第3章でご説明しています。

    認知バイアス

    認知バイアスとは、「人間が情報を処理・判断したり意思決定を行ったりするときに発生するエラー」のことを指します。そのようなエラーは必ずしも悪いわけではなく、多くの場合、情報処理を単純化しようとする脳の働きの結果とも言えます。
    バイアスの種類はさまざまですが、身近な例としては“後知恵バイアス”があります。これは、「ランダムに起きる出来事であっても、それが実際よりも予測可能な出来事であると見なす傾向」のことです。
    アメリカで行われた実験で、当時候補者であったクラレンス・トーマスが最高裁判所の陪席判事に当選するかどうかを大学生たちに予測してもらったところ、58%が当選するだろうと答えました。しかし、実際にトーマスが当選した後に再度大学生に当選を予測していたかを聞いたところ、78%が当選を予測していたと回答したのです。
    皆さんも、「あの製品は売れると思っていた」「このニュースは話題になると思っていた」と後から感じることはありませんか?もちろん本当に予測が当たっていた可能性もありますが、もしかしたら、“後知恵バイアス”かもしれません。
    認知バイアスに分類されるさまざまなバイアスを応用したサイトの改善事例については、第3章でもご説明しています。

    バンドワゴン効果

    認知バイアスにも関連しますが、バンドワゴン効果とは、「自分の信念に関係なく、他人がそれをしているという理由で自分もそれをする」という心理的現象のことです。
    たとえば選挙では、人々が「勝っている」と思う候補者に投票する確率が高くなるという調査があります。バンドワゴン効果には負の側面もあり、人々は候補者自身の考えや功績ではなく世論調査の結果によって、自分が投票しようとしていた候補者を変えてしまうということが起こるのです。
    他には、お店である商品の購入を検討しているときに、棚に豊富にある商品よりも、ある程度減っている商品の方がなんとなく人気商品であるように感じてしまったり、他の買い物客がカゴに入れた商品を見て自分も同じ商品を選んでしまったりといった身近な例もあります。
    バンドワゴン効果を有効に活用する事例については、第3章でご説明しています。

    ヒックの法則

    「人間が何かを決定するのにかかる時間は、その選択肢の数と複雑さに比例して増加する」という法則です。
    1952年に心理学者のウィリアムエドマンドヒックとレイハイマンによって発表されました。
    要するに、多くの選択肢や複雑なインターフェースであるほど、ユーザーがそれを処理する時間を長くしてしまうことを意味します。
    詳しい改善事例について、第3章でご説明しています。

    認知的負荷

    作業記憶によって使用されている、精神的な処理能力のことを認知的負荷と言います。
    私たちの脳は、処理能力が限られているという点でコンピューターと似ています。入ってくる情報量が、利用可能な容量を超えると、認知的負荷が発生します。認知的負荷が発生すると、パフォーマンスは低下し、タスクはより困難になり、Webサイトであればそこで離脱が生じる恐れがあります。
    詳しい改善事例について、第3章でご説明しています。

    選択的注意

    「人間が何かに注意を向け続けられる時間の平均は金魚よりも短い」という神話があります。この神話の真偽は定かではありませんが、人間の集中はそう長く続かないことは真実です。
    また、私たちは毎日、少なくとも1,000件以上の広告に接しています。しかし、そのほとんどを覚えていないと思います。私たちはひとつのことに長時間注意を向けることが難しい分、情報を取捨選択して注意を向けているのです。
    広告に限らず、Webサイトでも同様です。サイトを閲覧しているときに文章を全て読み、ページにあるすべての情報を確認するユーザーはほぼいません。
    そこで、情報に優先度をつけて徐々に詳細を開示したり、色を使って重要度の高い箇所に注意を向けたりすることでユーザーの選択的注意を向けさせることができるようになるのです。

    系列位置効果

    系列位置効果はドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスによって提唱された記憶に関する研究で、「リストの最初と最後の項目を、中間にある項目よりも覚えている心理的効果」のことです。
    系列位置効果には、“初頭効果”と“新近性効果”が関連しています。
    “初頭効果”とは「最初に起こることは、次に来ることに影響を与えるため最も重要であるという想定のもと、リストの最初にある情報をより記憶しているという傾向」を指します。
    “新近性効果”はその逆で、「リストの最後にある情報をより重要視して記憶する傾向」のことを指します。この2つを組み合せたものが系列位置効果です。
    この効果を応用した例としては、たとえばコンテンツの最初と最後にそのコンテンツ内容の概説を配置して、ユーザーが内容を大まかに理解し記憶しやすくするといった方法があります。

    認知心理学を用いた3つのサイト改善事例

    2章でご説明した認知心理学の原理の中から3つ、実際の事例と併せて詳しく解説します。

    色彩心理学×デザイン

    2-2で述べたように、色はユーザーの印象の最大90%に影響します。

    Webサイトにおいては、製品・サービスや企業・ブランドの印象など、応用できる範囲は幅広く、ときには他社との差別化まで担う要因となり得ます。それほど色は人間の印象に影響を与えるものなのです。

    今回は、そんな色彩心理学のデザインに関連した事例をご紹介します。

    色が人間に与える印象はさまざまで、使われる場所や、一緒に使われる色によっても変わります。

    Color Emotion Guide
    図4:Color Emotion Guide

    出典:The Logo Company

    下記に、色の組みあわせを変えた2つのバナーがあります。それぞれのバナーにどのような印象を持つでしょうか?
    内容は同じですが、使われる色が違うだけで印象ががらっと変わるのではないでしょうか。
    1のバナーを見たユーザーは、落ち着いた色合いから「このシステムは高性能そうだからビジネス向けだろうか?」といった印象を抱く可能性があります。
    また、2のバナーを見たユーザーは、明るく爽やかな色味から「この製品は初心者向けで使いやすそう」と感じるかもしれません。
    製品・サービスに合った色を選択していくことは、ユーザーに製品・サービスに合った印象を与えるために大切になります。

    色の心理学の効果で、色合いが違うだけでもユーザーに与える印象が変わる
    図5:色の心理学の効果で、色合いが違うだけでもユーザーに与える印象が変わる

    次に、ページデザインの中でも重要な要素のひとつであるコンバージョンボタンについて、よく引用されるわかりやすい事例をご紹介します。
    下記のサイトでは、元々緑だったボタンを赤に変えると、コンバージョンが21%も増加しました。
    ポイントは「赤がコンバージョンを増加させる色である」ということではなく、「元々サイトのメインカラーが緑で、コンバージョンボタンも緑であったため埋もれてしまっていた」ということです。緑の補色である赤に変更したことで、他の要素とコントラストが生まれたのです。
    このように、色は人間が受ける印象だけでなく、何かに注意を向けたいときにも効果をもたらします。

    コンバージョンボタンの色に関するA/Bテスト(緑と赤の違いについて)
    図6:コンバージョンボタンの色に関するA/Bテスト(緑と赤の違いについて)

    出典:HubSpot

    色彩心理学では、「コンバージョンボタンはこの色が一番良い」「自社のバナーに使用するならこの色が一番良い」などの答えはひとつに絞ることはできません。
    何故なら、色が人間に与える影響は確かに存在しますが、それはブランドカラーやデザイン、ターゲットユーザーによって変わるからです。
    しかしその中で、ユーザーが企業や製品・サービスに抱く印象とデザインに使われる色がマッチしたときに、色は大きな効果を発揮するのです。

    認知バイアス×製品・サービスページ

    自社製品やサービスをオウンドメディアで紹介するときには、なるべく魅力的で信頼できるものであるように見せたいのではないかと思います。
    そのように製品やサービスに好印象を持ってもらいたいとき、ユーザーのバイアスが助けになるかもしれません。

    バンドワゴン効果×顧客の声

    2-2でも簡単にご紹介しましたが、バンドワゴン効果とは、他の人が何かをしているという理由だけで自分もそれを行う傾向があることを指します。

    ① ユーザーの声(レビュー)を掲載する

    消費者の82%は購入を決定する前にレビューを読み、そのレビューの内容が購入決定に影響すると答えたユーザーは93%に上るという調査

    があります。この調査からわかるように、レビューは購入や成約に非常に大きな影響を及ぼすのです。
    製品・サービスページには、ユーザーの声を積極的に掲載するべきであるということは明らかです。

    ② 成約数や販売数、もしくは顧客の企業のロゴを掲載する

    これは、信頼性を表すのに有効な方法です。「これだけ人気がある製品なのか」「こんな企業もこの製品・サービスを使用しているのか」という情報は、ユーザーにとって時には製品仕様よりも購入の意欲を高める要因になります。

    HubSpotでは顧客数とロゴを大きく掲載している
    図7:HubSpotでは顧客数とロゴを大きく掲載している

    内集団バイアス×コンテンツ

    ユーザーのインタビューを掲載したり、アンケート結果のような定量データを掲載したりするのも有効です。
    そんなときのポイントのひとつに、内集団バイアスの活用があります。

    内集団バイアスとは、「何かを判断したり、行動したりするときに、自分が所属する以外の集団よりも、自分が所属する集団に関する情報を肯定的に捉える」という傾向のことで、こちらも認知バイアスのひとつです。

    ユーザーの声を紹介するときには、ターゲットユーザーが所属する集団(年齢・性別・業種など)に絞って掲載すると、自分が所属するグループの他のユーザーの声に影響を受けやすくなります。

    また、コンテンツの文章も、ターゲットユーザーに合わせた口調にすると効果があるという調査があります。
    下記の2つのバナーを見比べてみてください。
    あなたはパソコンを買い替えようと考えている30代の男性だとします。その場合、どちらの製品が魅力的に見えるでしょうか?1の方が魅力的に感じませんか?

    キャッチコピーの口調が違うだけで、そのコピーが響くターゲットは変わる
    図8:キャッチコピーの口調が違うだけで、そのコピーが響くターゲットは変わる

    上記は極端な例ですが、このように自社のペルソナで設定したターゲットユーザーに合わせた文章にするのも、説得力を上げるひとつの方法になります。
    ペルソナの設定方法についてはこちらで詳しく解説しています。

    現状維持バイアス×無料トライアル

    「ここまで書かれていたことを全て実践しても、なぜか問い合わせが増えない」
    そんなお悩みをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

    そもそもユーザーは「新しい製品やサービスを購入・契約して損をしたくないから今のままでいいか」と考える傾向にあります。
    そしてもしすでに利用している製品がある場合には、それ以外の新しい製品に変更するよりも、今の製品のままでいたいと思う傾向が高いのです。
    このような傾向は現状維持バイアスによるものです。

    現状維持バイアスとは「人々は物事が現状のままであること、または現在と同じ状況が続くことを好む」という傾向を指します。何か決定しなければいけない場面になったとき、私たちは新しい選択肢よりも現状維持を選びがちです。たとえば、行きつけのレストランでメニューを選んでいるとき、食べたことのない料理を試して失敗するのを避けるために、ついいつも頼んでいるメニューを注文してしまうことはありませんか?
    ポイントは、新しい選択肢を選ぶことでコストが削減されたり、利益がもたらされたりするとしても、ときに現状のままでいることを選ぶことがあるということです。
    製品やサービスがどれだけ高品質で素晴らしいものであったとしても、このようなバイアスによってお問い合わせされないということがあり得るのです。

    そんな現状維持バイアスを逆に利用して、製品・サービスの魅力を伝える方法があります。
    それは 「ユーザーに対して無料のプレゼントを贈ること」です。

    この方法をより強固にする研究に、“損失回避”と“保有効果”という行動経済学とも関連する概念があります。
    “損失回避”とは、「何かを選択するときに、自分がどのような利益を得られるかよりも、自分がすでに手に入れたもの(製品・サービスはもちろん、地位や名誉なども含まれます)を失う可能性の方が際立って感じられること」を言います。
    また“保有効果”とは、「自分がすでに所有しているものについて、その市場価値よりも高く、しばしば非合理的に評価してしまうというバイアス」のことです。行動経済学者のダニエル・カーネマンによる実験で、グループAの学生にはマグカップを無料でプレゼントし、Bグループには何もプレゼントしないという状況で、Aグループには「いくらならこのマグカップを売るか」、Bグループには「いくらならこのマグカップを買うか」と質問しました。すると、同じマグカップであるにも関わらず、マグカップを無料でもらっていたAグループが付けた値段は、もらわなかったBグループの付けた値段より2倍以上高い結果となりました。このように、私たちは自分がすでに所有しているものについては実際よりも高い評価をしてしまう傾向にあるのです。

    保有効果と損失回避によって今の状態のままでいたいと感じる現状維持バイアスの例
    図9:保有効果と損失回避によって今の状態のままでいたいと感じる現状維持バイアスの例

    これまでご紹介した例を製品やサービスに置き換えると、「無料トライアル・無料クーポン・無料で提供されるお役立ち資料などを試したユーザーは、一度所有した製品・サービスや情報を高く評価する傾向にあり、結果その製品・サービスを選びやすくなる」ということがわかります。

    現状維持バイアスを製品やサービスの魅力を伝えるために応用するイメージ
    図10:現状維持バイアスを製品やサービスの魅力を伝えるために応用するイメージ

    製品やサービスは十分魅力的なはずなのになぜかその魅力が伝わらないと感じるときには、まずはユーザーに無料でプレゼントを贈り、製品やサービスを試してもらうのもひとつの手かもしれません。

    ヒックの法則・認知的負荷×お問い合わせフォーム

    お問い合わせフォームで、入力を面倒に感じたことのある方は多いのではないでしょうか。
    自社サイトのお問い合わせフォームで、それと同じことをユーザーに強要すべきではありません。

    人間の処理能力には限界があり、情報量や選択肢の数が増えるほどパフォーマンスが低下することは2-2のヒックの法則、認知的負荷でご紹介しました。

    ここで面白い例をひとつご紹介したいと思います。

    祖父母の「インターフェース」を簡素化するために加工されたテレビのリモコン
    図11:祖父母の「インターフェース」を簡素化するために加工されたテレビのリモコン

    出典:The Psychology of Design

    これは個人的な見解ですが、一人一個は購入してから一度も押したことのないリモコンのボタンがあるのではないでしょうか。
    悲しいことですが、ユーザーの利便性を考えて作られたリモコンであっても、人によっては認知的負荷を生じさせる要因になります。

    それと対照的なのが、Apple TVのリモコンです。
    絶対に必要なものだけにリモコンのボタンを簡素化した結果、認知的負荷が大幅に軽減されます。
    複雑さをTVインターフェース自体に移すことにより、情報を効果的に整理し、メニュー内で段階的に開示することができるようになったのです。

    Apple TVリモコンは必要なものだけにボタンを簡素化することで認知しやすい
    図12:Apple TVリモコンは必要なものだけにボタンを簡素化することで認知しやすい

    「情報量や選択肢が多い方が便利なわけではない」というのは、認知心理学の重要な教えです。
    それを踏まえて、お問い合わせフォームの改善事例をご紹介したいと思います。

    項目数やステップ数が違う2つのフォームの例
    図13:項目数やステップ数が違う2つのフォームの例

    例として、上記にA・B、2種類のフォームがあります。
    明らかにAのフォームは情報量も選択肢も多く、送信完了まで辿りつけそうにありません。

    ユーザーの認知的負荷を最小限に留めるためには、まず入力項目の削減から取り掛かるべきです。
    QUICKSPROUTの調査では、入力項目を3つだけにした場合はCVRが25%に、最大5つの項目の場合は20%、6つ以上の項目の場合には15%と、入力項目が増えるほどCVRが減少することがわかっています。

    入力項目が3つと6つ以上のときではCVRが約10%変わる
    図14:入力項目が3つと6つ以上のときではCVRが約10%変わる

    出典:QUICKSPROUT

    1ページの情報量を減らすこともユーザーに入力の手間をなるべく感じさせないようにするには有効です。
    Aのように、「現在どのくらい入力が進んでいるか」といった表示もない場合には、1ページの情報量が多いほどユーザーはフラストレーションを感じ、離脱する可能性が高くなります。
    入力項目を減らすことが難しく、どうしても1ページに収まらない場合には、いくつかのステップに分けて、その分1ページの情報を少なくする方が情報を段階的に開示できるため、ユーザーに負荷をかけにくいといえます。

    2-1でご紹介した“チャンキング”はここでも活用できます。
    情報をいくつかのまとまりとして見せることで、ユーザーの処理能力の容量をなるべく圧迫せずに入力してもらうことができるのです。

    認知的負荷が高いタスクは、学習曲線が急になるため時間がかかり、複雑であるため、ユーザーはフラストレーションを感じます。それとは逆に、最小限の認知的負荷でのタスクは、シンプルで明確で、すぐに完了します。

    お問い合わせフォームはコンバージョンの「最後の砦」となる重要なページです。
    離脱をなるべく減らすためには、「ユーザーの認知的負荷を減らす」ことが解決策のひとつです。

    ここまで、認知心理学を活用してサイトを改善する方法について、事例を交えてご説明いたしました。
    冒頭でも述べましたが、オウンドメディアの改善のためには、ユーザーを知ることが一番大切です。
    ユーザーの求めるコンテンツを、適切なUIで、適度な情報量で掲載する必要があります。

    今回は認知心理学の面からご紹介いたしましたが、マーケティングの側面から解説している記事もございますので併せてご参照ください。
    【テンプレート付き】コンテンツ戦略におけるコンテンツマップ作成法

    また、BtoBマーケティング施策を成功させるためにもユーザーの理解は重要となります。
    マーケティング講座では、BtoBマーケティングについての講座を5回に分けて開催しており、最終的にはターゲットユーザーの理解に不可欠なカスタマージャーニーマップをワークショップで完成させます。
    第1回は無料で実施していますので、詳しい内容につきましては下記から資料をダウンロードください。

  • 【テンプレート付き】実践版!オウンドメディア戦略におけるペルソナ設定手法

    【テンプレート付き】実践版!オウンドメディア戦略におけるペルソナ設定手法

    そもそもペルソナ(persona)とは?

    「ペルソナとは、製品やサービスの典型的な顧客モデルのこと。理想的な顧客が誰であるか、彼らの日常がどんなものか、抱える課題、製品やサービス購入の際にどのような意思決定を行うか、といった項目について詳細に人物像を設定していきます。」

    ペルソナはもともと、UI(user interface)の専門家が使用していたもので、自社の製品やサービスを顧客がどのように利用しているかを理解するために活用されていました。現在では特にマーケティング分野で幅広く活用されていますが、本記事ではオウンドメディア戦略(中でも特にコンテンツマーケティング戦略)においての、ペルソナの重要性と作成手順、活用法を解説していきます。

    ペルソナを設定すべき3つの理由

    コンテンツマーケティングに成功しているマーケターの77%がペルソナを設定している

    ペルソナを設定することの重要性を説明するには、下記のデータをご確認いただくことがもっとも早道でしょう。

    コンテンツマーケティングが最も成功していると回答したマーケターの77%がペルソナを活用している
    図 1:コンテンツマーケティングが最も成功していると回答したマーケターの77%がペルソナを活用している

    出典:Content Marketing Institute社

    このデータは、 Content Marketing Institute社による2019年の調査結果で、

    • 自社のコンテンツマーケティングが成功しているかどうか
    • コンテンツマーケティング戦略の中でペルソナを作成しているかどうか
      を質問した結果です。

    グラフを見ていただくと、もっともコンテンツマーケティングに成功していると答えたグループの77%が、ペルソナを設定していると答えています。全回答者で見ると55%、あまり成功していないと回答した人は36%しかペルソナを設定していません。
    また、あまり成功していないグループも、29%が今後ペルソナ作成することを検討していると答えています。

    コンテンツマーケティングにおいて、ペルソナを作成することがいかに大切か、については こちらの記事でも解説いたしましたが、実際にコンテンツマーケティングで成功している人とそうでない人を調査データによって比較することによって、これほど明確に成否を分けている結果に驚く方も多いのではないでしょうか。

    ペルソナは、あらゆるマーケティング戦略の中心に位置する

    ペルソナは、あらゆるマーケティング戦略の中心に位置する
    図 2:ペルソナは、あらゆるマーケティング戦略の中心に位置する

    コンテンツマーケティングに限らず、マーケティング活動においてもっとも重要なことのひとつは、「一貫したメッセージを顧客に発信していくこと」です。

    関連性のある一貫したメッセージをもって、顧客と対話し続けることができなければ、顧客の信頼と興味を失ってしまうことになりかねません。一度失った信頼と興味を取り戻すのは非常に難しいことでしょう。

    だからこそ、どんなマーケティング活動においても、関係者全員が共通認識をもって顧客と接することができるように、ペルソナを設定して関係者間で共有しておくことが重要なのです。
    ここでいうマーケティング活動というのは、なにもオンラインマーケティングだけを指しているわけではありません。オンライン・オフラインを問わず、また営業部署やカスタマーサクセス部なども同様に、ペルソナを共有することができれば、組織全体が同じ方向を向いて相乗効果を高めることも可能になります。

    ペルソナが、コミュニケーションやコンテンツの「質」を左右する

    コンテンツマーケティングを実施するのであれば、コンテンツの「質」は非常に重要な課題です。
    誰もが質の良い、有益なコンテンツの制作を目指し、ありとあらゆる手段を用いて顧客の興味を惹こうとしています。その際に指針となるのが、ペルソナです。
    次項で解説いたしますが、ペルソナを作成する過程においては、さまざまな手段を用いて顧客のことを理解することにフォーカスしていきます。「顧客がなにを望んでいるか?」を徹底的に深堀していくのです。



    なぜ? どのように? なにを?
    を明らかにしていくことで、最適なメッセージ訴求方法を見つけ出します。



    コンテンツ制作においても、ペルソナによってターゲット顧客を深く理解することで、「なんのために」「どうやって」「なにを伝えるか」を導き出すことができます。そしてそれによって、顧客にとって有益で価値のある、質の高いコンテンツ作りが可能になります。

    メッセージやコンテンツの「質」が、いかに売上を左右するか?という点については、マーケターにとっては周知の事実だと思いますが、ここで改めて、あまりにも有名なTEDx Talks を掲載しておきます。メッセージの質が売上を左右するという点において、これ以上の説得力を持つコンテンツを知りません。この動画を見た人なら、「ペルソナを作るなんて、意味がない」とは言わないはずです。

    @youtube

    なぜから始めよう ― 優れたリーダーはいかに行動を奮い起こさせるか | サイモン・シネック | TEDxPugetSound

    ペルソナを作成するための5つのステップ

    ペルソナを作成するための5つのステップ

    ペルソナの作成手順をご紹介する前に、ターゲットとペルソナの違いについて、少しご説明しましょう。
    ターゲットとは、年齢や性別、属性などの大枠で顧客をグルーピングしたものです。それに対してペルソナは、趣味や思考、行動パターンや抱えている悩み・課題について、あたかも存在しているような人物像を作っていくことで、顧客のインサイトを把握します。
    ペルソナを作成していくにあたっては、この2つの違いについて理解をした上で進めていきます。

    (表1)ターゲットとペルソナの例

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    <STEP1>ターゲットの優先順位を決定し、優先すべきターゲット層を絞り込む

    ペルソナを作るために、まず最初に行うことは、ターゲットの絞り込みです。
    まだペルソナを設定していない企業でも、ターゲットが誰なのか?については答えを持っていることでしょう。
    しかし、ペルソナを持っていない企業の場合、このターゲット層が非常に幅広いことが多い印象です。「ターゲットはすべてです。」という回答も頻繁に耳にします。

    もちろん、製品やサービスの販売を行う際に、ターゲットを絞りたくないと考えることは、マーケットの広さを考えれば当然です。ターゲットがすべてであることが問題なのではなく、すべての人に刺さるメッセージやコンテンツは存在しないという点が問題です。いえ、正確には、「すべての人に向けたメッセージやコンテンツは、誰にも刺さらない」という点が問題なのです。

    そのため、もっとも優先すべきターゲットを選定し、さらにその中で理想的な1人の顧客をペルソナとして設定することが必要です。その上で、その人に向けて語りかける必要があります。

    しかしもし、本当にターゲットALLなのであれば、それでも良いのです。
    その場合は、ターゲットをセグメントしていき、各セグメントごとにペルソナを作成することが必要になります。そして、ペルソナごとに、個別のコンテンツを発信していく必要があります。

    ただ多くの場合、一度に数多くのペルソナを設定し、それぞれに刺さるメッセージを開発し、さらにそれぞれの課題を解決するためのコンテンツを用意することはリソースの問題で難しいと思います。

    これからペルソナを作る場合は、まずは1つ、もしくは2つのペルソナにフォーカスすることが、結果的に効率的に成果を上げることにつながります。1つ、2つのペルソナを元にオウンドメディアやコンテンツを作成し、成功パターンを見つけた後に、ペルソナを増やしていけばいいからです。
    では、どのようにしてターゲットの優先順位を決めていけばいいのでしょうか?ポイントは5つです。


    • 有効な規模かどうか
    • 強すぎる競合が存在しないかどうか
    • これからニーズが増えそうかどうか(成長性)
    • コンテンツマーケティングのためのペルソナ設定の場合、オンラインで獲得できる層かどうか
    • 影響力があるかどうか(波及効果)

    以上の5点について、ターゲット層それぞれを評価していきます。そうすることで、もっとも優先すべきターゲットはどの層なのか、が明確になっていきます。


    仮に上記の基準をもとにしてもターゲットの優先順位が決定できなかったとしたら、その際は、この5点+「社内に協力者が多いかどうか」も判断基準に含めてもいいと思います。しかしこの基準は、本質的な基準で優先度を決めているのではなく、作成者都合を判断基準に含めることになりますので、どうしても、というときだけ使用することをオススメします。

    <STEP2>ターゲットの中で、理想的な顧客の属性を決定する

    <STEP2>ターゲットの中で、理想的な顧客の属性を決定する

    優先すべきターゲットが決定したら、ようやくペルソナ作成を進めることができます。
    まずは、決定したターゲット層の中で、理想的な顧客の属性を決めていきます。
    その際の項目としては、氏名・年齢・勤務先・職種・年収・居住地・勤務先所在地・興味関心などから考えていきます。しかし、もっとも重要なのは、以下の3点です。

    【目的・ゴール】ペルソナが貴社の製品やサービスを利用して、なにを達成したいと考えているか

    例えば貴社がMAツールを提供するBtoB企業だと仮定した場合、ペルソナのゴールは、「MAツールを導入することによってマーケティング業務の自動化を行い、効率化することでリソースを削減したい。またそれによって、リソース不足で実現できていなかった施策を実行し、売上を向上させたい。」などが考えられます。

    【課題とそれによって起こる問題】目的やゴールが達成されていない原因と、具体的にどんな不都合があるか

    これらは、目的やゴールの裏返しになります。上記の例を使って説明すると次のようになります。

    「非効率な業務フローが原因で、新しい施策を実行することができないだけでなく、各施策に対して十分な効果検証もできていない状態で、思うように成果が上がらない。さらに競合企業が次々とキャンペーンを行なっていて、自社の顧客が取られている状態。このままでは目標売上を達成できず、自分の目指すキャリアプランも達成できなくなるのでは…」

    【業務上、購買においての役割】BtoB企業の場合は必須項目。

    BtoCの場合は、購買に関わるのは多くの場合自分一人です。それに対してBtoBの場合は、購買活動に関わる人数は年々増える傾向にあります。(参照)設定するペルソナが、マネジメント層で自身に決定権があるのか、一般社員で複数の上司の承認を取る必要があるのかによって、ペルソナの購買における行動は大きく違うはずです。
    また、業務上でペルソナがどんな役割を果たしているのか、どのようなKPIを追っているのか、などを知ることで、より広い視野でペルソナの抱えている課題や目的を深掘りすることが可能になります。

    上記3点に共通して言えることですが、これらを設定する際は、「コスト削減」「収益増加」「リソース不足」などと、項目のみを記載するのでは意味がありません。より詳細に記載していく必要があります。詳細に記載していくことによって、SEOのキーワード対策を実施する際の、目標キーワードを探すヒントにもなります。

    STEP3では、よりペルソナのことを深く知るための手法について解説します。

    <STEP3>ペルソナの感情・行動・課題について「なぜ?」を深堀する

    <STEP3>ペルソナの感情・行動・課題について「なぜ?」を深堀する

    この段階では、STEP2で定義していった内容を、さらに掘り下げていきます。
    その際に、ペルソナ作成者の想像で深掘りをすることはできません。仮にできたとしても、それは思い込みの可能性があり、精度の低いペルソナになってしまいます。
    また、STEP2で記載した内容は、まだ仮説の段階ですので、このSTEP3で裏付けを取っていきながら、内容の掘り下げとともに修正も行なっていきます。

    ◆方法1:営業など、ペルソナと直接接する人にインタビューする

    社内で、もっともペルソナに近い人にインタビューを行う方法です。それは営業担当者の場合もあるでしょうし、カスタマーサクセスやカスタマーサポートの人かもしれません。いずれにしても、ペルソナと日頃会話をしている人に質問を投げかけます。

    ◆方法2:統計や調査データを活用する(BtoCの場合はSNSも活用できます)

    2つ目の方法は、定量・定性調査データをもとにペルソナを深掘りする方法です。有料の統計データを購入する、Webサイトを分析する、自社のターゲットに対してアンケート調査を実施する、などの方法です。これに加えて、特にBtoCの場合などは、SNSを調査してペルソナの投稿を定性的に分析することもできるでしょう。これらのデータを組み合わせて細かい統計を作成していけば、仮説として立てたペルソナの定義を検証することができますし、新しい発見を得られるかもしれません。

    ◆方法3:直接ペルソナにインタビューする

    上記で2つの方法をご紹介しましたが、もっとも近道で確実なのはこの方法です。何人かのペルソナに直接インタビューを行う方法。しかしそれにはSTEP2で想定したペルソナにぴったりな人を見つける必要があります。

    その方法は以下のようなものです。


    • 既存顧客の中から協力してくれる人を探す
    • 見込み顧客の中から対象者を探す。この場合は、自社のハウスリストを使ってコンタクトを取ります。
    • 社員の人脈からの紹介
    • リサーチ会社へ依頼する

    などが考えられます。いずれにしても、協力していただくに当たって、何かしらのベネフィットが必要です。決してセールスが目的ではないことを理解していただき、相手の都合に合わせてセッティングする必要があるでしょう。

    また、どの方法でも同じですが、ペルソナの感情や行動、課題を掘り下げて行くためには「なぜ?」と質問を重ねていくことで徐々に情報の深度が深くなっていきます。そうやって質問を重ねながら、本質や動機を見つけていくのです。

    インタビューの際に役立つ、『ペルソナ作成を助ける30の質問』をご提供しています。BtoB企業のペルソナを完成させるためのテンプレートも同梱していますので、ぜひご活用ください。

    <STEP4>理想的な顧客(=ペルソナ)の人格を形成していく

    <STEP4>理想的な顧客(=ペルソナ)の人格を形成していく

    この段階では、いままで集めたペルソナについての情報をまとめながら、ストーリーを完成させます。
    ペルソナは「あたかも存在するかのような人物像」を作り出すことが重要です。STEP2でもご説明しましたが、箇条書きの状態ではうまく人物像をイメージすることができないと思います。特に調査データなどから取得した情報は無機質なものになりがちですので、感情やストーリーを肉付けしていく必要があります。その際には、ペルソナの一人称で、状態ごとにどういう感情を持っているか、も含めて情報をまとめていきましょう。

    <STEP5>完成したペルソナを精査する

    ペルソナが完成したら、まずは営業やカスタマーサポートなどの人に見てもらいましょう。作成したペルソナが、直接顧客と接している人の印象に近いかどうかを確認します。違和感があるようであれば、STEP3に戻って再度情報を集める必要がありますが、問題がなければ、この時点で一旦完成です!

    しかしペルソナは、一度完成したからと言って、これが100点のものになっているとは限らないものです。
    そのため、作成したペルソナをもとに施策を実行し、その結果検証を経て、どんどんアップデートしていく必要があります。そうすることで徐々に、本来の意味で完成に近づいていきます。

    BtoB企業のペルソナ作成に役立つテンプレートをご提供しています。

    コンテンツマーケティングでペルソナを有効活用する方法

    せっかく作ったペルソナも、うまく活用できないというお話を聞くことがあります。しかしペルソナは、うまく使えば、マーケティング戦略に大きな影響を与えることができます。ここでは、ペルソナを最大限に活用するためのポイントをいくつかご紹介します。

    ◆ポイント1:集客のためのキーワード選定

    詳細で具体的なペルソナには、SEO対策に役立つキーワードのヒントが隠されています。特に、課題や問題、目的からはロングテールキーワードを見つけ出すことができるはずです。キーワード戦略については、別記事でご紹介(近日公開予定)いたしますが、その際にもペルソナが非常に重要な役割を果たします。

    ⇨キーワード戦略についての解説は近日公開予定

    ◆ポイント2:デザイン

    オウンドメディアやLPなどの制作の際は、ペルソナの特徴に合ったトンマナで作成する必要があります。例えばスタートアップ企業で働く20代のエンジニアに向けてのデザインと、金融業界で働く50代のベテラン社員に向けてのデザインは全く異なります。金融業界で働く50代の人に向けて作成されたLPに、20代のエンジニアが訪れた場合、仮に内容が同じであっても、「これは私向けのサービスではない」と認識され、直帰を促します。それを防ぐために、ペルソナをもとにデザインを最適化していきます。

    ◆ポイント3:コンテンツ制作

    ペルソナがもっとも強い影響を与えるのは、やはりコンテンツ制作です。

    • ペルソナの興味関心を引くためのコンテンツ
    • 課題解決のためのコンテンツ
    • 購買を後押しするためのコンテンツ

    など、どのコンテンツを作成する際でも、ペルソナがコンテンツの質を大きく左右します。(2-3またコンテンツをいつ、どのチャネルで公開するか、という点の答えもペルソナに隠れています。これらの答えは、ペルソナによって異なるものです。複数のペルソナを作成した場合は、それぞれにパーソナライズ化したコンテンツを提供し、Webサイト上で出し分けを行うなどしてCVR(コンバージョン率)を向上させることもできます。

    ⇨より詳しい、コンテンツ戦略についての解説は近日公開予定


    オンライン上では常に、情報が氾濫しており、その中で顧客は、自分が必要とする情報を探している状態です。しかし限られた時間の中で、いかに早く必要な情報だけを探し出すかが重要な現代では、顧客は自分向けに作られていないコンテンツに時間を割くことはありません。そのため精度の高いペルソナと、ペルソナをもとに作るカスタマージャーニーマップが重要になるのです。
    『【テンプレート付き】カスタマージャーニーマップ作成方法と3つの事例を解説』

    現在トランスコスモスでは、BtoBコンテンツマーケティング施策を成功に導くための「マーケティング講座」のうち第1回を無料で実施しております。全5回を受講いただくと、ワークショップによってカスタマージャーニーマップが完成します。