サイト制作やデジタルマーケティングに取り組む中で必ず出てくる「SEO」という言葉、ちゃんと理解して使っていますか?「SEOって難しそう」「結局何をしたらいいのかわからない」と感じている皆さんのためにSEOの基礎知識を紹介します。
SEOってなに?
SEOとは、検索結果で上位表示されるための施策のこと
SEOとはSearch Engine Optimizationの略で日本語に訳すと検索エンジン最適化。検索エンジンとは、GoogleやYahoo!に代表されるような、インターネットで検索をする際に利用するシステムのことです。
検索エンジンは、ユーザーが入力したキーワードに関連したサイトを瞬時に順位付けして検索結果に表示させます。検索エンジンに最適化するということは、検索結果で上位に表示されるようにすることです。つまりSEOとは、検索結果で上位に表示されるために行う施策全般のことを指すのです。
現在の日本における検索エンジンのシェア率はGoogleが70%を超えています。Yahoo!の検索エンジンもGoogleと同じシステムを利用しているため、国内のおよそ95%がGoogleの検索エンジンを使用していると言えます。行き着くところSEOは、Googleの検索エンジンに対する施策を実施することと同義といえるのです。
SEOを強化するメリット
SEOによって検索結果で上位表示されるということは、集客をはじめさまざまなメリットがあります。具体的にSEOを強化することによるメリットは下記3点です。
①質の高い集客ができる
サイトを作っただけでは、誰もアクセスしてくれません。SEOを強化することで、検索でサイトを見つけてアクセスしてくれる人が増えます。アクセスが増えれば当然、SNSなどで拡散される可能性も高まります。キーワードによる検索でサイトを訪れるユーザーは明確なニーズをもってサイトにアクセスするため、広告を偶然見て流れ込んだユーザーと比較するとコンバージョン(お問い合わせや会員登録、購入など、サイトごとにゴールとして設定している特定のアクションをユーザーがとること)に至る可能性も高くなります。
②費用対効果が高い
アクセス数を増やすだけであれば、リスティング広告(ユーザーが検索したキーワードに連動して、検索結果に表示される広告)やバナー広告などを利用して集客する方法も考えられます。しかし広告は掲載する分費用を払わなければいけないものです。効果が出やすく一時的にアクセス数を増やすことができますが、中長期的に見るとコスト面の負担は大きくなります。一方でSEOは長期的に取り組んで改善を積み重ねていけばいくほど、大きな集客が期待できます。効果があらわれるまで時間がかかるという点はデメリットですが、長期的な費用対効果の高さは大きなメリットです。
③ブランディング効果がある
ターゲットや商品に関連したキーワードの検索結果で上位表示されることにより、そのキーワードに関する分野に詳しいサイトだと認識してもらうことができます。たとえば「SEO」「SEO 基礎」「SEO 対策」といったキーワードで検索した際の検索結果で上位表示されていると、このサイトを見ればSEOに関する情報が載っていると考えるようになり、SEOに困ったらこのサイトを見ればいいというブランディングを強化することができます。
検索順位はどうやって決まる?
SEOの基本的な考え方を理解してきたところで、この章では検索エンジンの仕組みや、検索順位が何を基準にして決められているのかを解説します。
検索エンジンの仕組み
検索エンジンは、3つのステップでインターネット上にあるコンテンツを整理し、ユーザーが知りたい情報を瞬時に探し出して表示しています。
Step1:クロール
クローラーと呼ばれる仕組みを利用して、インターネット上に公開されているwebサイトを自動的に巡回。世界中にあるサイトを1ページずつ見ていき、ページの情報をとにかく集めます。(URLやタイトルはもちろん、掲載時期から画像、ページのすみっこにのっているキーワードまで全部です。)
Step2:インデックス登録
集められたページの情報を、検索インデックスと呼ばれるデータベースに登録し、キーワードごとに整理。たとえば「野菜」というキーワードで検索された場合に、「野菜」に関するページをさっと出せるように整理整頓しているのです。
Step3:ランキング
整理されたページを200以上にのぼるさまざまな観点から評価。キーワードごとにランキング化し、検索結果に表示しています。
Googleが評価するポイント
検索エンジンの仕組みを知ったところで気になるのは、検索結果に表示される順位がどのように決められているのかです。最低でも200以上あるGoogle独自のアルゴリズムによって、さまざまな観点から決定されています。その具体的内容は公開されていませんが、評価の基準とされているのは、「ユーザーにとって心地の良いサイトかどうか」。検索に対するGoogleの方針では、「Google は、情報を検索するユーザーの皆様を将来にわたって支援し続けます。」との記載があり、ユーザーファーストで考えることを重視していることがわかります。たとえば、文字が小さくて見にくいページや広告に煩わしさを感じてしまうページではユーザーの視点に立っていないと判断されてしまいます。
SEOの基本として押さえておきたいのは、SEOの本質がユーザーにとって心地良いものを作ることで効果を出していくマーケティング活動であるということです。検索結果を上げることだけを目的とせず、検索エンジンの先にいるユーザーの気持ちを汲み取り、ニーズに沿った使いやすく質の高いサイトを意識していきましょう。
関連記事『質の高いコンテンツを作るために必要なプロセスとは?』
SEO対策の種類
この章では具体的にSEO対策について解説します。
SEO対策にはさまざまなものがありますが、大きく5つに分けることができます。
自サイト内で行う内部対策
ポイント:内部環境を整えることで、検索エンジンにコンテンツ内容を正しく伝える
サイト内にいくら良質なコンテンツがあったとしても、ユーザーが見つけてくれなかったら意味がありません。まずは検索エンジンが自サイトを正しく理解し、見つけてもらえるように内部環境を整えます。エンジニアと協力して行うことも重要です。主な対策の例は下記です。
- サイトマップの作成
- タイトルや見出しタグを適切なものにする
- UI/UXの向上
- 画像の最適化
関連記事『画像SEOに最適なアイキャッチ画像・図版の事例 』 - ページ速度の高速化 など
関連記事『Webサイトの表示速度改善方法を徹底解説!たったこれだけで滞在時間が約5倍に-画像編 』
検索される際のキーワードを決めるキーワード対策
ポイント:ページの強み、ユーザーの検索ニーズ、検索のされやすさを網羅したキーワードを設定する
効率的なSEOを行うために欠かせないのがキーワード対策。どんなキーワードで検索された場合に、ページが表示されるようにするのかを決めます。重要なのは、ページ全体のテーマを伝えられている、かつユーザーの検索ニーズに合っている、かつ検索されやすいキーワードになっているかどうかです。実際に決めたキーワードでユーザーの反応を調査し、改善を重ねていきます。主な対策の例は下記です。
- Google Search Consoleの利用
関連記事『サーチコンソールの使い方マスターガイド!重要な7つの使い方とは? 』 - 自社サイトや競合サイトの調査
- ユーザーの検索ニーズの調査 など
関連記事『Web担当者が知っておきたい!キーワード選定の基本的な手順とお役立ちSEOツール 』
記事を作成するコンテンツ対策
ポイント:専門性・権威性・信頼性があるコンテンツや記事を作る
Googleが提唱するE-A-Tを意識して、ユーザーの検索ニーズに沿った記事を制作します。E-A-Tとは、E=Expertise(専門性)、A=Authoritativeness(権威性)、T=Trustworthiness(信頼性)の頭文字をとったもので、Googleがページを評価する際の重要な基準となっています。(詳しくはこちら)主な対策の例は下記です。
- 商品紹介や商品解説記事作成
- 事例紹介記事作成
- ハウツーやお悩みに答える、お役立ち情報に関する記事作成 など
関連記事『オウンドメディアの運用は難しい!?記事作成・運用のポイントを解説 』
他サイトと連携して行う外部対策
ポイント:外部からのリンクを増やし、サイトの評価を高める
ニュースサイトなどでリンクをクリックして別サイトに飛んだ経験ありませんか?まさにそれが外部対策のひとつ。検索エンジンは、外部サイトからのリンクが多いサイトを「多くの人の参考になっているコンテンツ」だと認識します。それによって、コンテンツが有益な情報であると評価され、検索上位に表示されやすくなります。また、ページのURLがさまざまな場所に置かれることによって、検索エンジンがページを見つけやすくなるという利点も挙げられます。主な対策の例は下記です。
- 自社で所有している別サイトにリンクを貼る
- 関連のある外部サイトにリンクを貼ってもらう など
Googleマップを活用するローカル対策
ポイント: Googleマップ上での表示や特定エリアの検索結果表示を増やし、集客を増やす
「渋谷 イタリアン」など特定の地域名と飲食店や美容室、病院を検索した際に、検索結果の上部にGoogleマップが表示されます。そのGoogleマップ上での表示を増やす対策のことをいいます。特にスマートフォン検索においては、Googleマップや口コミ、営業時間がまとめて表示されることによって、ユーザーが次のアクションを起こしやすくなります。主な対策の例は下記です。
- Googleマイビジネスにビジネス情報(オフィス所在地や営業時間など)を設定
- Googleの口コミ数を増やす
- Googleの口コミへの返信 など
アルゴリズムのアップデートによって、検索順位も変化する
パソコンやスマートフォンと同じように、SEOも日々アップデートされています。スマートフォンの普及に伴い、2015年には「モバイルフレンドリーアップデート」があり、スマートフォンでの使いやすさ・見やすさが評価されるようになりました。
2021年6月からはCore Web Vitalsが開始され、UXの向上につながるLCP(Largest Contentful Paint)・FID(First Input Delay)・CLS(Cumulative Layout Shift)が重視されるようになりました。LCPとはクリックしてからページ内の文章や画像などのコンテンツが表示される速度を示す指標で、2.5秒以内にすることが望ましいとしています。FIDはユーザーがサイト内で最初に起こしたアクション(クリックやスクロールなど)に対する反応時間を測定する指標で、100ミリ秒未満に抑えることを推奨しています。CLSはユーザーが意図せずに発生したレイアウトのずれを図る指標です。本文を読み始めてから画像が表示されたことにより、本文の位置がずれたり、ユーザーがストレスを感じる広告表示を減らす狙いがあります。
これらだけでなく、大小の差はあるものの毎日SEOは時代にあわせて進化しています。変化の積み重ねによって、ページの表示順位が上下する可能性も考えられ、売り上げや経営に影響する場合もあります。損失を防ぐためにも、SEOに関する新しい情報やトレンドは日ごろから調べておきましょう。
まとめ
さまざまなSEO対策がありますが、まずは前段(3-2、3-3)でご紹介したキーワード対策とコンテンツ対策に注力することをオススメします。質の高いコンテンツと適切なキーワードが設定されていることが、検索エンジンに信頼されるための第一歩になります。トランスコスモスでは、サイトで狙うべき検索キーワードの選定から記事作成、サイトコーディングまで代行するサービスも行っておりますので、お気軽にご相談ください。
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