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  • SEOとは?最初に知っておきたい基礎知識

    SEOとは?最初に知っておきたい基礎知識

    サイト制作やデジタルマーケティングに取り組む中で必ず出てくる「SEO」という言葉、ちゃんと理解して使っていますか?「SEOって難しそう」「結局何をしたらいいのかわからない」と感じている皆さんのためにSEOの基礎知識を紹介します。

    SEOってなに?

    SEOとは、検索結果で上位表示されるための施策のこと

    SEOとはSearch Engine Optimizationの略で日本語に訳すと検索エンジン最適化。検索エンジンとは、GoogleやYahoo!に代表されるような、インターネットで検索をする際に利用するシステムのことです。

    検索エンジンは、ユーザーが入力したキーワードに関連したサイトを瞬時に順位付けして検索結果に表示させます。検索エンジンに最適化するということは、検索結果で上位に表示されるようにすることです。つまりSEOとは、検索結果で上位に表示されるために行う施策全般のことを指すのです。

    現在の日本における検索エンジンのシェア率はGoogleが70%を超えています。Yahoo!の検索エンジンもGoogleと同じシステムを利用しているため、国内のおよそ95%がGoogleの検索エンジンを使用していると言えます。行き着くところSEOは、Googleの検索エンジンに対する施策を実施することと同義といえるのです。
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    SEOを強化するメリット

    SEOによって検索結果で上位表示されるということは、集客をはじめさまざまなメリットがあります。具体的にSEOを強化することによるメリットは下記3点です。

    ①質の高い集客ができる

    サイトを作っただけでは、誰もアクセスしてくれません。SEOを強化することで、検索でサイトを見つけてアクセスしてくれる人が増えます。アクセスが増えれば当然、SNSなどで拡散される可能性も高まります。キーワードによる検索でサイトを訪れるユーザーは明確なニーズをもってサイトにアクセスするため、広告を偶然見て流れ込んだユーザーと比較するとコンバージョン(お問い合わせや会員登録、購入など、サイトごとにゴールとして設定している特定のアクションをユーザーがとること)に至る可能性も高くなります。

    ②費用対効果が高い

    アクセス数を増やすだけであれば、リスティング広告(ユーザーが検索したキーワードに連動して、検索結果に表示される広告)やバナー広告などを利用して集客する方法も考えられます。しかし広告は掲載する分費用を払わなければいけないものです。効果が出やすく一時的にアクセス数を増やすことができますが、中長期的に見るとコスト面の負担は大きくなります。一方でSEOは長期的に取り組んで改善を積み重ねていけばいくほど、大きな集客が期待できます。効果があらわれるまで時間がかかるという点はデメリットですが、長期的な費用対効果の高さは大きなメリットです。
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    ③ブランディング効果がある

    ターゲットや商品に関連したキーワードの検索結果で上位表示されることにより、そのキーワードに関する分野に詳しいサイトだと認識してもらうことができます。たとえば「SEO」「SEO 基礎」「SEO 対策」といったキーワードで検索した際の検索結果で上位表示されていると、このサイトを見ればSEOに関する情報が載っていると考えるようになり、SEOに困ったらこのサイトを見ればいいというブランディングを強化することができます。

    検索順位はどうやって決まる?

    SEOの基本的な考え方を理解してきたところで、この章では検索エンジンの仕組みや、検索順位が何を基準にして決められているのかを解説します。

    検索エンジンの仕組み

    検索エンジンは、3つのステップでインターネット上にあるコンテンツを整理し、ユーザーが知りたい情報を瞬時に探し出して表示しています。
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    Step1:クロール

    クローラーと呼ばれる仕組みを利用して、インターネット上に公開されているwebサイトを自動的に巡回。世界中にあるサイトを1ページずつ見ていき、ページの情報をとにかく集めます。(URLやタイトルはもちろん、掲載時期から画像、ページのすみっこにのっているキーワードまで全部です。)

    Step2:インデックス登録

    集められたページの情報を、検索インデックスと呼ばれるデータベースに登録し、キーワードごとに整理。たとえば「野菜」というキーワードで検索された場合に、「野菜」に関するページをさっと出せるように整理整頓しているのです。

    Step3:ランキング

    整理されたページを200以上にのぼるさまざまな観点から評価。キーワードごとにランキング化し、検索結果に表示しています。

    Googleが評価するポイント

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    検索エンジンの仕組みを知ったところで気になるのは、検索結果に表示される順位がどのように決められているのかです。最低でも200以上あるGoogle独自のアルゴリズムによって、さまざまな観点から決定されています。その具体的内容は公開されていませんが、評価の基準とされているのは、「ユーザーにとって心地の良いサイトかどうか」。検索に対するGoogleの方針では、「Google は、情報を検索するユーザーの皆様を将来にわたって支援し続けます。」との記載があり、ユーザーファーストで考えることを重視していることがわかります。たとえば、文字が小さくて見にくいページや広告に煩わしさを感じてしまうページではユーザーの視点に立っていないと判断されてしまいます。

    SEOの基本として押さえておきたいのは、SEOの本質がユーザーにとって心地良いものを作ることで効果を出していくマーケティング活動であるということです。検索結果を上げることだけを目的とせず、検索エンジンの先にいるユーザーの気持ちを汲み取り、ニーズに沿った使いやすく質の高いサイトを意識していきましょう。
    関連記事『質の高いコンテンツを作るために必要なプロセスとは?』

    SEO対策の種類

    この章では具体的にSEO対策について解説します。
    SEO対策にはさまざまなものがありますが、大きく5つに分けることができます。

    自サイト内で行う内部対策

    ポイント:内部環境を整えることで、検索エンジンにコンテンツ内容を正しく伝える

    サイト内にいくら良質なコンテンツがあったとしても、ユーザーが見つけてくれなかったら意味がありません。まずは検索エンジンが自サイトを正しく理解し、見つけてもらえるように内部環境を整えます。エンジニアと協力して行うことも重要です。主な対策の例は下記です。

    検索される際のキーワードを決めるキーワード対策

    ポイント:ページの強み、ユーザーの検索ニーズ、検索のされやすさを網羅したキーワードを設定する

    効率的なSEOを行うために欠かせないのがキーワード対策。どんなキーワードで検索された場合に、ページが表示されるようにするのかを決めます。重要なのは、ページ全体のテーマを伝えられている、かつユーザーの検索ニーズに合っている、かつ検索されやすいキーワードになっているかどうかです。実際に決めたキーワードでユーザーの反応を調査し、改善を重ねていきます。主な対策の例は下記です。

    記事を作成するコンテンツ対策

    ポイント:専門性・権威性・信頼性があるコンテンツや記事を作る

    Googleが提唱するE-A-Tを意識して、ユーザーの検索ニーズに沿った記事を制作します。E-A-Tとは、E=Expertise(専門性)、A=Authoritativeness(権威性)、T=Trustworthiness(信頼性)の頭文字をとったもので、Googleがページを評価する際の重要な基準となっています。(詳しくはこちら)主な対策の例は下記です。

    他サイトと連携して行う外部対策

    ポイント:外部からのリンクを増やし、サイトの評価を高める

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    ニュースサイトなどでリンクをクリックして別サイトに飛んだ経験ありませんか?まさにそれが外部対策のひとつ。検索エンジンは、外部サイトからのリンクが多いサイトを「多くの人の参考になっているコンテンツ」だと認識します。それによって、コンテンツが有益な情報であると評価され、検索上位に表示されやすくなります。また、ページのURLがさまざまな場所に置かれることによって、検索エンジンがページを見つけやすくなるという利点も挙げられます。主な対策の例は下記です。

    • 自社で所有している別サイトにリンクを貼る
    • 関連のある外部サイトにリンクを貼ってもらう など

    Googleマップを活用するローカル対策

    ポイント: Googleマップ上での表示や特定エリアの検索結果表示を増やし、集客を増やす

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    「渋谷 イタリアン」など特定の地域名と飲食店や美容室、病院を検索した際に、検索結果の上部にGoogleマップが表示されます。そのGoogleマップ上での表示を増やす対策のことをいいます。特にスマートフォン検索においては、Googleマップや口コミ、営業時間がまとめて表示されることによって、ユーザーが次のアクションを起こしやすくなります。主な対策の例は下記です。

    • Googleマイビジネスにビジネス情報(オフィス所在地や営業時間など)を設定
    • Googleの口コミ数を増やす
    • Googleの口コミへの返信 など

    アルゴリズムのアップデートによって、検索順位も変化する

    パソコンやスマートフォンと同じように、SEOも日々アップデートされています。スマートフォンの普及に伴い、2015年には「モバイルフレンドリーアップデート」があり、スマートフォンでの使いやすさ・見やすさが評価されるようになりました。

    2021年6月からはCore Web Vitalsが開始され、UXの向上につながるLCP(Largest Contentful Paint)・FID(First Input Delay)・CLS(Cumulative Layout Shift)が重視されるようになりました。LCPとはクリックしてからページ内の文章や画像などのコンテンツが表示される速度を示す指標で、2.5秒以内にすることが望ましいとしています。FIDはユーザーがサイト内で最初に起こしたアクション(クリックやスクロールなど)に対する反応時間を測定する指標で、100ミリ秒未満に抑えることを推奨しています。CLSはユーザーが意図せずに発生したレイアウトのずれを図る指標です。本文を読み始めてから画像が表示されたことにより、本文の位置がずれたり、ユーザーがストレスを感じる広告表示を減らす狙いがあります。

    これらだけでなく、大小の差はあるものの毎日SEOは時代にあわせて進化しています。変化の積み重ねによって、ページの表示順位が上下する可能性も考えられ、売り上げや経営に影響する場合もあります。損失を防ぐためにも、SEOに関する新しい情報やトレンドは日ごろから調べておきましょう。

    まとめ

    さまざまなSEO対策がありますが、まずは前段(3-23-3)でご紹介したキーワード対策とコンテンツ対策に注力することをオススメします。質の高いコンテンツと適切なキーワードが設定されていることが、検索エンジンに信頼されるための第一歩になります。トランスコスモスでは、サイトで狙うべき検索キーワードの選定から記事作成、サイトコーディングまで代行するサービスも行っておりますので、お気軽にご相談ください。
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  • Web担当者が知っておきたい!キーワード選定の基本的な手順とお役立ちSEOツール

    Web担当者が知っておきたい!キーワード選定の基本的な手順とお役立ちSEOツール

    「オウンドメディアの運用は難しい!?記事作成・運用のポイントを解説」記事でオウンドメディアの記事作成フローについてお伝えしました。
    本記事では、上記記事中のSTEP1『ターゲットキーワード選定』についてフォーカスし、「キーワード選定の方法を知りたい」「使いやすいキーワード選定ツールを知りたい」方に向けて、ターゲットキーワード選定の手順とツールの活用方法をご紹介いたします。

    記事作成におけるターゲットキーワード選定の重要性とは

    ターゲットキーワードの選定は記事作成におけるもっとも重要なステップとも言えます。本章では、なぜターゲットキーワードの選定がもっとも重要なのかについて、3つの理由を解説していきます。

    <ターゲットキーワードの選定が重要な3つの理由>

    • サイト全体やコンテンツの方向性を左右する
    • 顧客理解が深まり、隠れた顧客ニーズを発掘できる
    • SEOにおいて競合に優位になれるコンテンツを見つけることができる

    サイト全体やコンテンツの方向性を左右する:

    多くの新規ユーザーは、検索エンジンでキーワードを入力して検索して自社サイトにたどり着きます。
    ユーザーが検索するキーワードは、ユーザーがどんな情報を求めているか、その検索意図を表しています。検索意図は、大きく分類すると情報型・取引型・案内型・エリア型の4タイプがあります(表1)。いずれのタイプもユーザーのニーズを表しています。

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    表1:検索意図の4タイプ

    サイトのコンテンツを作成する際は、ペルソナを集客するためにペルソナが検索しそうなキーワードを基にコンテンツを作成します。またコンテンツの中で、ペルソナのニーズ(ペルソナが困っている事や欲している事)に対して、事業者側が価値を提供することができれば、ビジネスが成り立ちます(図1)。
    つまり、ターゲットキーワード選定はコンテンツを左右するだけでなく、ビジネス自体を左右することにもつながるのです。そのため、ペルソナを集客し、コンバージョン(CV)にまで導くためのターゲットキーワード選定は非常に重要になります。

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    図1:ビジネスは「事業者が提供できる価値」と「ペルソナのニーズ」の交わる部分で成立する

    顧客理解が深まり、隠れた顧客ニーズを発掘できる:

    ターゲットキーワードの選定は、顧客ニーズに対する市場調査とも言えます。なぜなら、検索キーワードから顧客ニーズを知ることができるからです。顧客ニーズには、大きく分けると顕在ニーズと潜在ニーズの2種類があります。

    顕在ニーズとは、顧客が自覚しているニーズのことです。
    たとえば、家事代行サービスを提供している企業の場合、「サービス名」で検索している顧客は、既に抱えている課題が明確になっている、且つどのような手段で解決できるのか明確な回答を持っていると言えます。また、「家事代行」などのような業界ビッグワードで検索している顧客は、特定のサービスまでは至っていないものの、満たしたいニーズを自覚していると言えます。

    一方、潜在ニーズとは、顧客が自覚していないニーズのことです。
    同じ家事代行サービスを提供している企業の場合、「共働き 子育て」などのような直接的に家事代行サービスに繋がらないキーワードで検索している顧客であっても、家事代行で顧客の課題を解決できる場合が多くあります。このような顧客は、まだ自分の家事代行へのニーズに対して無自覚な状態になりますが、潜在的な顧客になり得ます。このような隠れた顧客ニーズに対して、「共働き 子育て」に関連するコンテンツを作って、価値のある情報を提供することによって、信頼関係を築くことができ、また、顧客の潜在ニーズを顕在ニーズへ誘導できる場合もあります。

    キーワード選定作業の中では、今まで気づいていなかった新たなキーワードの発見をきっかけに、改めて顧客について深堀する機会が得られるため、より深い顧客理解と、潜在ニーズの発掘につなげることができます。

    SEOにおいて競合に優位になれるコンテンツを見つけることができる:

    SEOにおいて競合に優位になれるコンテンツを見つけるためには、いくつかのキーワードで実際に検索を行い、上位表示されているサイトの調査を行います。
    上位競合サイトのドメインオーソリティー、ページオーソリティ、被リンク数、コンテンツの内容や数、流入キーワードなどを調査することによって、検索上位に表示されるために必要なコンテンツ量や欠かせない内容などの目安を把握することができます。その結果、SEOにおいて自社が勝てるキーワードやテーマを見極めることが可能になります。

    では、ターゲットキーワードはどのように選定すればいいのでしょうか。サイトや状況によって、キーワード選定の方法は若干変わりますが、Web担当者が知っておきたいキーワード選定の基本的な手順について、次章からご紹介いたします。

    キーワード選定の基本的な手順

    <STEP1> 軸となるキーワードをリストアップする

    軸となるキーワードとは、自社にとって重要かつ関連性がもっとも高いキーワード群のことを言います。
    たとえば、サービス名や、サービスのジャンルが該当します。保険会社のサイトであれば「保険」、家事代行サービスを提供している会社のサイトであれば「家事代行」といったキーワードになります(図2)。最初にこのような軸となるキーワードを設定して、そのキーワードを起点に関連キーワードを膨らませていけば、最終的に選定したターゲットキーワードが自社のビジネス内容とぶれが生じることを防げます。

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    図2:軸となるキーワードのイメージ

    軸となるキーワードは、検索意図が幅広い単キーワードあるいはシンプルなキーワードが適切です。複数キーワードの場合、検索意図が限定されてしまうため、顧客のニーズを網羅できません。たとえば、最初から「家事代行 料金」というような複数キーワードを設定してしまうと、「家事代行の料金を知りたい」ユーザー以外のユーザーニーズを発見できなくなってしまいます。軸となるキーワードをリストアップするために、下記の方法をオススメします。

    軸となるキーワードは、ペルソナが自社製品やサービスに対して最初に思いつくキーワードと言えます。そのため、カスタマージャーニーの各段階からピックアップすることができます。たとえば、クラウドの顧客管理ツールを商材とするB2B企業の場合、「リサーチ」段階においては「顧客管理」、「CRM」などが挙げられます。「比較・検討」段階においては、より具体的なツール名である可能性が高いと思われます。キーワードをリストアップする際は、営業やカスタマーサポートなどのペルソナに近い人に聞いたり、SNSの投稿や口コミからヒントを得たりすることも可能です。

    <STEP2>SEOツールを使ってキーワードリストの幅を広げる

    軸となるキーワードをリストアップしたら、そのキーワードリストを起点に関連キーワードの幅を広げていきます。顧客のニーズを網羅するために、キーワード候補をさまざまな角度から幅広くリストアップすることが大切です。軸キーワードを膨らませる手段は、下記に挙げる2つの方法があります。

    • 関連キーワードを洗い出す
    • 競合サイトの流入ワードから抽出する

    関連キーワードは、実際にそのキーワードでGoogleから検索することで調査できます。たとえば、「SEO対策」で検索すると、下記のような「他のキーワード」が検索結果ページの最下部に表示されます。

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    図3:他のキーワードを取得するイメージ

    また、検索キーワードを検索窓に打ち込む際、候補ワードがGoogleから提案されます。これらのキーワードは、「サジェストキーワード」と呼ばれています。(図4)

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    図4:サジェストキーワードを取得するイメージ

    ただし、すべての候補キーワードを手動で取得することは現実的ではありません。実際には、これらの作業はツールを利用して行うことが多いです。②で提示した、『競合サイトの流入ワードから抽出する』方法についても、ツールを使用して抽出を行います。ツールの使用方法については第3章でご紹介いたします。

    <STEP3> キーワードを分析し、ターゲットとするキーワードを選定する

    STEP1と2でリストアップしたキーワードを分析して、ターゲットとするキーワードを決定します。では、どういう観点からキーワードを分析すれば、適切なターゲットキーワードを選定できるのでしょうか?サイトや状況によって、分析する際に取り入れる観点も若干変わってきますが、最低限下記の観点を取り入れましょう。

    • ツールを使ってボリューム、難易度を調査
    • 自社のペルソナ・商品・サービスへの関連度を調査
    • キーワードリストを精査
    • 検索意図を調査
    ①ツールを使ってボリューム、難易度を調査

    キーワードリストを作成後、各キーワードの月間検索ボリュームを調査し、候補キーワードに対する「ニーズの大きさ」を判断します。月間検索ボリュームが多いキーワードほど、効率よく集客につなげることができます。また併せてキーワードの難易度も調査しましょう。難易度の高いキーワードの場合は、ライバルが多く、そのキーワードでコンテンツを検索上位に表示させることが困難となります。そのため、一般的には難易度が低いキーワードから対策したほうが早くSEO効果が発揮されます。しかしもちろん、これだけではターゲットキーワードを決めることはできません。複数の項目(②以降で解説します)で総合的な判断を行い、ターゲットキーワードを選定していきます。検索ボリュームや難易度の調査はその第一歩となります。

    キーワードの月間検索ボリューム、難易度は、SEOツールを使って調査することができます。ツールについては第3章でご紹介いたします。ツールから取得したデータは、下図5のようにキーワードリストを作成して管理することをオススメします。

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    図5:キーワード月間検索ボリューム、難易度、関連度などの調査イメージ
    ②自社のペルソナ・商品・サービスへの関連度を調査

    ペルソナが自社商品やサービスを検索するときに入力する可能性が高いキーワードを選定することが重要です。①で使用したエクセルの中で、「関連度」の列(図5:青枠部分)に、自社のペルソナ・商品・サービスへの関連度をそれぞれ3段階で評価します。この関連度は定性的な判断になるため、自社のペルソナに詳しい複数人で確認することをオススメします。

    ③キーワードリストを精査

    ①と②の評価結果を集計し、それに基づいて、不要なキーワードをリストから排除します。まずペルソナのニーズ(顕在・潜在)から程遠いキーワードを排除しましょう。自社商品やサービスへの関連度が低いキーワードを選定してしまった場合、たとえ自社サイトへ集客できたとしても、ユーザーがほしい情報はサイトにないため、すぐ直帰して、結果的にサイトの評価が下がってしまいます。
    キーワードを排除する際、月間検索ボリュームの少ないキーワードや難易度の高いキーワードも、すぐ諦めるべきではありません。顧客を購買フローに転換できるキーワードであればキーワードリストに残すべきです。
    各評価項目を総合的に分析した上でターゲットキーワードを選びましょう。

    ④検索意図を調査

    リストアップしたキーワードを確認してユーザーの検索意図を調査し、ニーズ単位で分類します。分類はニーズで異なるため、業界のジャンルはもちろん、ペルソナやKPIによっても変わります。そのため、まずは全キーワードを俯瞰して、同一のニーズが多そうなキーワードから分類する方法を選択します。
    たとえば、第2章で例に挙げた「家事代行」の場合は下記の分類が想定されます。下記表2に「家事代行」関連キーワードにおける分類とキーワード例を示します。

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    表2:キーワードのグルーピングイメージ

    上表2の「クチコミ評判・比較」までは「家事代行」等のキーワードが含まれており、家事代行に対するニーズが顕在化していることが分かります。しかし、それ以降のキーワードには「家事代行」が含まれておらず、ニーズが顕在化していない潜在層を分類しています。
    キーワードを見て、どういう検索意図なのかを考えることが難しい場合は、実際にそのキーワードで検索してみるとよいでしょう。Googleは独自のロジックでユーザーの検索意図に合致しているサイトを上位に表示します。そのため、上位にランキングしているサイトがどういう情報を提供しているのかを確認することで、そのキーワードの検索意図を推測するヒントを得ることができます。
    キーワードのグルーピングが完了したら、それぞれの検索意図に一致するコンテンツを実際に用意する流れになります。

    次章から、STEP2、3で使えるツールのご紹介と、活用法を解説いたします。

    キーワード選定・分析に役立つSEOツール

    Ahrefs

    Ahrefs(エイチレフス)は世界で60万人が導入している有料SEO分析ツールです。Ahrefsは世界最大級の被リンクデータ量を保有していて、約15分ごとに新しいインデックスを更新します。加えて、インターフェースが見やすく、さまざまな切口からSEO分析をすることができます。また、各種データをエクスポートできますので、キーワードリストの幅を広げる際の手作業を減らしてくれます。

    キーワードを選定する際に活用できるAhrefsの機能は下記になります。

    • 関連キーワードを見つけ、キーワードの月間検索ボリュームを確認する機能(第2章 STEP2,3)
    • 競合サイトの流入キーワードを調査する機能(第2章 STEP2)
    ①特定のキーワードの関連キーワード、検索ボリュームや難易度を調査する方法:

    「Overview」で、入力したキーワードのボリュームや難易度を確認することができます。

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    図6:Ahrefsでキーワードのボリュームや難易度を確認するイメージ

    「Keyword ideas」下の各項目で、入力したキーワードの関連キーワードとキーワードのボリュームや難易度などを同時に確認することができます。

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    図7:Ahrefsで関連キーワードなどを調査するイメージ

    リストアップしたキーワードの月間検索ボリュームや難易度を一括で調査したい場合は、下記の画面からキーワードファイルをインポートして、虫眼鏡をクリックします。

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    図8:Ahrefsでキーワードリストをインポートするイメージ
    ②競合サイトの流入キーワードを調査する方法:

    Ahrefsのサイトエクスプローラーの下記ボックスに検索したいドメインまたはURLを入力して、虫眼鏡をクリックします。

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    図9:Ahrefsで競合サイトの流入キーワードを調査するイメージ

    ダッシュボードでは、競合サイトに関するSEO評価を俯瞰で確認することができます。ここでは、オーガニックトラフィック量からキーワード数、被リンクの数なども確認することができます。

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    図10:調査サイトのSEO評価を示すダッシュボード

    競合サイトの流入キーワードを確認するには、「オーガニックキーワード」をクリックします。競合サイトが検索上位100位以内にランキングしているキーワード一覧およびキーワードボリュームや難易度などを確認できます。右上の「エクスポート」機能を使うと、競合サイトの流入キーワードのデータを一括でダウンロードできます。

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    図11:Ahrefsで競合サイトの流入キーワードを確認するイメージ

    Googleキーワードプランナー

    GoogleキーワードプランナーはGoogleが持つ検索に関する膨大なデータを利用して、ビジネスに関連する新しいキーワードを見つけたり、そのキーワードの検索ボリュームや、広告を掲載するための入札単価などを確認したりできます。本来はGoogle広告を利用する人に向けたサービスですが、一部機能は、登録するだけで誰でも無料で利用できます。また、キーワード候補一覧などをダウンロードできますので、キーワードリストの幅を広げる際の手間を減らしてくれます。

    キーワードを選定する際に活用できるGoogleキーワードプランナーの機能は下記になります。

    • 関連キーワードを見つけ、キーワードの月間検索ボリュームを確認する機能(第2章 STEP2,3)
    関連キーワードを見つけ、キーワードの月間検索ボリュームを確認する方法:

    Googleキーワードプランナーに登録後に、軸となるキーワードの関連キーワードを調べるときは、左側の「新しいキーワードを見つける」をクリックします。

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    図12:Googleキーワードプランナーで関連キーワードを調査できる画面

    検索画面には、軸となるキーワードを入力します。複数のキーワードを同時に入力できるので、同じジャンルの軸となるキーワードをまとめて入力したほうが効率的でオススメです。入力後「結果を表示」をクリックします。

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    図13:Googleキーワードプランナーで関連キーワードを調査するイメージ

    検索結果画面では、入力した「軸となるキーワード」と、それに関連するキーワードが一覧で表示されます。また、それぞれのキーワードの月間検索ボリュームも確認できます。実際に広告出稿している場合、検索ボリュームの具体的な数値を確認できますが、広告を出していない場合、1000~1万といったように曖昧なデータが表示されます。

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    図14:Googleキーワードプランナーで関連キーワードなどの調査結果画面

    Ubersuggest

    Ubersuggest(ウーバーサジェスト)はアメリカのWebマーケターであるニール・パテル(Neil Patel)氏が開発したSEOツールです。Googleキーワードプランナーに使用されている技術を元に開発されているため、情報の信頼度が高いと言えます。そんなUbersuggestですが、無料で使えるChromeの拡張機能「Ubersuggest – SEO&キーワードの発見」がとても便利です。また、各種データをCSVで出力ができますので、キーワードリストの幅を広げる際の手作業を減らしてくれます。

    キーワードを選定する際に活用できるUbersuggestの機能は下記になります。

    • 関連キーワードを見つけ、キーワードの月間検索ボリューム、難易度を調査する機能(第2章 STEP2,3)
    • 競合サイトの流入キーワードを調査する機能(第2章 STEP2)
    ①関連キーワードを見つけ、キーワードの月間検索ボリュームを確認する方法:

    軸となるキーワードをChromeブラウザで検索すると、ページの右には関連キーワードが表示されます。キーワードの月間検索ボリューム(Vol)や難易度(SD)も同時に確認できます。

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    図15:Ubersuggestで関連キーワードなどを調査するイメージ

    検索窓の横の「全て見る」をクリックすると、検索ボリュームの推移やSEOの難易度など、キーワードの詳細データを閲覧することも可能です。

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    図16:Ubersuggestでキーワード詳細データを示すイメージ
    ②競合サイトの流入キーワードを調査する方法:

    Ubersuggestを開き、ページ左側の「競合分析」の「キーワード流入」をクリックします。検索窓に競合サイトのURLを入力して「検索」をクリックします。

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    図17:Ubersuggestで競合調査するイメージ

    検索結果画面に、競合サイトのランクに影響しているオーガニックキーワード一覧が表示されます。競合サイトに流入見込みの多いキーワードからピックアップしたい場合は、「流入見込み」項目の右側の上方向の矢印をクリックすると、キーワード一覧は流入見込みの降順に並び替えることができます。

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    図18:Ubersuggestで競合調査結果を示すイメージ

    まとめ

    本記事では、キーワード選定の基本的な手順と役立つSEOツールをご紹介しました。キーワードは一度選定して終わりではありません。キーワードごとの検索ニーズは変化していくため、サイトの掲載順位や成果を見ながら、キーワードを定期的に更新しましょう。カテゴリによりますが、キーワードの見直しは3~4カ月に1回ほどで行うことがオススメです。常に最適なキーワードを記事に取り入れて、自社サイトの記事を磨いていきましょう。
    便利なSEOツールを活用し、手順を追っていけば、キーワード選定はできますが、SEOに強く、成果に繋ぐ良質な記事を継続的に作成するには、多くの時間と工数が必要となります。

    トランスコスモスでは、専門知識や体制を整えており、キーワード選定から記事作成までを一貫して提供する記事作成パッケージを用意しております。キーワード選定から公開まで全てを当社が代行するため、専門知識や体制を整えるご負担を抑えることが可能です。
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