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  • 出社経験がない新社会人よるリモートワーク体験談

    出社経験がない新社会人よるリモートワーク体験談

    コロナ禍により在宅ワークが普及し、従来とは異なるワークスタイルになった方も多いのではないでしょうか?
    それは、新社会人にとっても同様です。
    本記事では、コロナ禍で新社会人となった筆者が、入社式・リモート研修を経て現在に至るまでの体験談をご紹介いたします。同期・先輩社員との関わり方や、リアルな新社会人の気持ちをお伝えします。

    入社前に感じた不安と、会社への印象

    2度も延期になった、入社式の開催形式決定

    私は2021年4月に、トランスコスモス株式会社に入社した新社会人です。2021年4月といえば、コロナ禍による新たな生活様式が一般的となり、あらゆるイベントの責任者が中止や延期、開催の有無を検討していました。
    それは、入社式も同様です。トランスコスモスでは、コロナウイルスの感染状況を踏まえ、集合もしくはオンラインどちらの形式で開催するか判断に苦しんでいました。
    2月末までには最終確定するよう進めるとのことでしたが、緊急事態宣言の延長が発表され、世の中の状況の推移を見守りたいとの理由から、開催形式の決定を延期する旨の連絡が来ました。

    当時の私は、複雑な心境でした。出社して同期との繋がりや会社の雰囲気を味わいたいと思う反面、大人数が集合することによるリスクも大きく、決断に至らないのも仕方ない。
    そんな心持ちの中、開催形式の決定延期の連絡が来た1週間後、以下のようなメールが届きました。

    現時点でも確定に至っていません。
    来社集合型の開催にはリスクが伴う状況ではありますが、コロナ禍で就職活動をした私たちだからこそ、入社式は対面で行い、これから始まる社会人生活の節目の日にしてほしいという想いもまた払拭できません。

    私は、最善策を検討しながら来社集合型とオンライン型双方の準備を進める会社に好感を持ちました。
    そして、入社式がどのような形式になっても、特別な日になるだろうと感じていました。

    入社式を1週間後に控え、来社集合型の開催が決定

    入社式がいよいよ来週に迫った3月19日、来社集合型での開催が決定しました。当日までに全員がPCR検査を受けることが必須となり、自宅にはすぐに検査キットが届きました。
    私は、安心した気持ちで対面での入社式を迎えられることを嬉しく思いました。

    来社集合型の入社式と、リモート研修で感じた同期との繋がり

    入社式で味わった、対面ならではの緊張感と同期との交流

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    入社式当日、広い会場に集まったのは100人程。こまめなアルコール消毒やソーシャルディスタンスの確保をしながら、滞りなく午前中で式は終了し、午後はPCの設定を行いました。

    作業中は慣れないスーツを着て会場全体に独特な緊張感がある中、近くに座った同期と相談しながら進め、新しい環境や人との出会いに心を弾ませました。しかし同時に、明日から始まるリモート研修では、隣にいる同期に気軽に話しかけることはできないのだと思い、不安な気持ちにもなっていました。

    リモート研修で私が体験したこと

    対面での入社式を終え、次の日からリモート研修が始まりました。
    研修は以下のようなスケジュールです。

    • 4月 全体研修:社会人としてのマナー、求められる行動、会社の事業内容
    • 5月 専門研修:各職種に合わせた専門的な研修
    • 6月 最終課題:アウトプットの場を設け、2週目から部署配属

    4月の段階では、私は正直学生気分のままでした。毎日100人の同期と一緒に学習をし、楽しみながら研修に取り組んでいたからです。
    しかし5月の専門研修に入ると、初めて聞く単語が頻出し、取り組む内容も難しくなりました。他の同期より劣っているかもしれないと感じることがあり、社会人になった自覚と焦りを感じながらも、新しい環境と学びを楽しんでいました。

    終始リモートでの研修でしたが、同期との接点は多くありました。特に仲を深めたきっかけは、毎朝のテーマトークの時間です。その日の進行係が朝礼で話すテーマを持ち寄り、ブレイクアウトルームを使って5人ずつのグループに分かれて会話をするのが毎朝の習慣になっていました。
    「研修で印象に残っていることは?」といった仕事に関するテーマから、「初恋はいつ?」といったプライベートな内容のテーマもあり、徐々に親しくなっていきました。
    また、コロナ禍以前の対面型研修では出会うことのできなかった地方配属の同期とも距離を感じることなく交流を持てたことは、リモート研修ならではの利点でした。

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    配属後の同期との関係と、直面した悩み

    配属後の同期との関係

    6月2週目に配属先の部署が決定し、実務が始まりました。
    私が不安に感じていたのは、身近に同期がいなくなることです。しかし幸運なことに、同部署配属の同期が5人いました。また、他部署に配属となった同期とも、oViceの活用により気軽に話せる関係が継続しました。
    oViceとは、隣で話しているかのように集まって会話ができるバーチャルオフィス空間です。自分のアバターを使い、まるで本当に同じ空間にいるかのようにオンライン上で自由に動いて話しかけることができます。業務後や、少し手が空いた時にoViceに入り、同期との何気ない雑談や、悩み事の相談をしていました。

    配属後に直面した、コミュニケーションの悩み

    研修期間と異なる配属後の大きな変化は、テキストや音声のみで一日のやり取りが完結することです。
    研修中は毎日カメラをオンにして、相手の顔を見ながら会話をしていました。オンラインでのコミュニケーションにも慣れてきた頃に部署配属となりましたが、配属後はカメラオフで業務を行うことが多く、チャットや通話を使ってタスクの確認や説明を受けるようになりました。
    テキストや音声のみでのやり取りは効率が良く、不便なことは何もありません。しかし、お互いの顔を見て会話をするような場面が突然なくなり、戸惑いや寂しさがありました。

    配属後に直面した、業務の悩み

    また、実務が始まったことによる研修期間との変化は、不明点を質問しづらいことです。
    研修中は、研修担当の人事部の方が常に気にかけて下さる環境だったため、疑問に思った点をすぐに聞くことができました。しかし配属後、直属の先輩社員も別の業務をしているため、「忙しい先輩にこの程度の質問をしては迷惑をかけてしまう」と遠慮がちになり、時間ばかりが経過してしまうことがありました。

    悩みが解決した理由

    コミュニケーションの悩みが解決した理由

    テキストでの連絡が主になり、「確認をしているのか」「注意をしているのか」など細かいニュアンスの伝達が難しいと感じていました。出社していれば、相手の表情や雰囲気で察することができますが、顔の見えない、会ったこともない相手が、どのような温度感で連絡をしているのか、汲み取ることは簡単ではありません。
    しかし先輩方は、絵文字や、「!」「~」といった記号を付けるなどの細かい配慮をしてくださりました。それにより強い口調や堅い雰囲気を避け、心地よく仕事を進めることができるようになりました。
    また配属の1週間後、オンライン歓迎会を開いてくれました。プライベートの話やミニゲームを通して、テキストや音声のみでは伝わらない、一人一人の雰囲気や全体のチーム感を知り、帰属意識が芽生えました。

    業務の悩みが解決した理由

    また配属されて間もない頃、先輩に質問をすることで迷惑をかけたらどうしようと悩んでいました。しかし、さまざまな業務を経験するうちに、あることに気づきました。
    それは、不明な点は自分から質問をしなければ、余計に手を煩わせてしまうということです。「これが分からない」と自分から発信することで、後からフォローしていただくよりも少ない時間で済むようになり、以前よりもスムーズに業務が進むようになりました。

    まとめ

    私がリモートワークに慣れるまで

    私は、就職活動時からオンライン面接が多かったため、カメラ越しでのコミュニケーションに抵抗はありませんでしたが、配属後、毎日一人でリモートワークをすることに関しては、初めは不安な気持ちになることが多くありました。
    しかし配属から5カ月ほど経過した11月現在、一人の空間で集中して仕事に取り組むことや、質問があれば整理してからテキストで聞くことにも慣れ、やっと少しずつリモートワークに順応できるようになりました。

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    個人的に考える、リモートワークのメリット・デメリット

    私は、リモートワークのメリット・デメリットをそれぞれ以下のように考えています。

    • メリット 
      通勤時間がない。誰にも邪魔されず、自分のペースで仕事を進められる。
    • デメリット 
      関係性を築きにくい。不明点が生じた際、自分で行動しなければ誰も気づかない。

    しかしデメリットに関して後者は、主体性をもって仕事を進められる人になれるため、メリットでもあると考えています。

    今後もリモートワークが継続する上で、気をつけたいこと

    私が配属した部署では、コロナ後もリモートワークが継続することが決定しています。
    今後もリモートワークが継続する上で私は、一緒に仕事をしている相手の状況が見えないからこそ、察してもらえるという考えは捨て、主体性を持って仕事ができる人になりたいと思っています。また来年の新社会人に対して、自分が感じた不安や戸惑いを少しでも取り除けるよう、寄り添ってあげたいと思っています。

    これからリモートワークが始まる新社会人に向けて

    私も入社前は不安が多く、入社後も実際に悩んだことがありました。
    しかし、同期や身近な先輩に相談しながら、与えられた環境の中で自分にできることを精一杯取り組むことを大切にしてほしいと思います。
    入社していきなりリモートで働くことを残念に感じる方もいるかもしれません。
    しかし、コロナ禍で感染リスクがありながらも仕方なく出社している人にも目を向け、自分なりの楽しみ方、仕事の進め方を見つけることを意識して欲しいです。